>>前回の続き
サッカー観戦の後、ビーレフェルトからウンナ(Unna)へやって来ました。
ウンナはドルトムント郊外にある小都市で、交通的にもほぼドルトムントと一体になっている街です。
ドルトムント市営のトラムも、ここウンナの側まで伸びていますし、ドイツ鉄道が運行するSバーンも2都市間を頻繁に結んでいます。
この街に醸造所がある事は知っていましたが、近い所はなかなか寄らないもので、数年間ほったらかし状態でした。
今回、せっかくの機会なので帰り道に立ち寄ってみます。
Lindenbraeuというレンガ作りの建物が、ほぼ街の中心にあります。
ここが目指す醸造所です。
この醸造所は、1859年から1979年まで街の醸造所として稼働していました。
かつてはこの街になくてはならないビールだったのでしょう。
しかし、ここルール地方というのは、ドルトムントを中心に醸造所の集約・巨大化がドイツで最も進んだエリアであり、特に戦後はそれが加速して小さな醸造所の閉鎖が進んでいきました。
この醸造所も大手醸造所の市場に押されるようにして閉鎖に追い込まれたのでしょう。
しかし、この建物は街のシンボルとして残り、コンサートなどのイベントホールとしてずっと存在していたようです。
そして、2002年から、再び醸造所として復活します。
そんな街の誇りとしての醸造所に、さぁ入ってみましょう!
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