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99年2月、ヴェストファレンの大学都市ミュンスターに住む友人ノーベルトの所に遊びに行こうと、ドルトムントから友人3人と共に寝袋持参でやって来ました。
中心部から少し外れた所に住んでいるノーベルトの家ですが、さすがに学生街だけあって周辺にも酒場やカフェが多く存在しています。
夜「どこかに飲みに行こう!」となったので、
「Pinks Müllerへ行こう!」と提案しました。当時手元にあったビールマップに掲載されていたのが、この店だったのです。
ミュンスター在住4年のノーベルトは一応知っていたらしく
「そういえば、一軒醸造所があると聞いたことがある」と言っていますが、まだ行った事は無いそうで、それならば行ってみよう、となりました。
ノーベルトを含め、ドイツ人4人を従えて道案内するのは日本人の僕です。(笑)
途中、ノーベルトが「何でオレが住んでいる街で、日本人に案内されるんだろう?」と苦笑していました。
桶や柄杓をデザインしたシンボルマークが彫られた大きな木の扉が醸造所の目印です。
ドアを開けると、いかにも「学生街の古き酒場」と言った雰囲気がプンプンしています。古い学生街だから存在している酒場なのでしょう。
メニューを見ると
「Alt Bier(アルトビール)」と書いてあるではないですか。
アルトビールで有名な街は、日本人も多く住むデュッセルドルフです。しかし、名著「ビール世界史紀行」によれば、ミュンスターでアルトビールが造られていたのは、デュッセルドルフよりも400年ほど昔の話。13世紀には既に存在していたそうです。
同行した友人のニコルはデュッセルドルフ出身なので、この街にもアルトがあると言うことに随分とビックリした様子でした。
この店のアルトはデュッセルドルフのそれが持つ深い赤褐色ではなく、薄く色づいた赤茶色でした。
しかし、色は違っても、口の中にフワリと拡がる香りや、飲んだ後にずっと残る味わいは、やっぱりアルトそのものでした。
ちなみに、ニコルは出身地デュッセルドルフにアルトというビールがあるのを誇りに思っていましたが、実はビールが余り好きではないので、生まれてからのこの人生、10杯くらいしか飲んだことが無いと言うことでした。
・・・・ドイツには、そんな人もいます。
もっとまともな写真はないの?・・・ありません(>_<)
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