ケルンでケルシュ!@Malzmuehl==ドイツビール紀行2009(その6)==
ドルトムントを離れ、列車でケルンへと向かいます。
ケルン・メッセ駅からライン川を渡ってケルン中央駅に入ってくる時には、世界遺産にもなっている大聖堂が見えます。
ケルンは言わずと知れたケルシュの街。
幾つもの醸造所がありますが、今回の目的は旧市街南のHeumarkt近くにあるBrauerei zur Malzmuehlです。
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ドルトムントを離れ、列車でケルンへと向かいます。
ケルン・メッセ駅からライン川を渡ってケルン中央駅に入ってくる時には、世界遺産にもなっている大聖堂が見えます。
ケルンは言わずと知れたケルシュの街。
幾つもの醸造所がありますが、今回の目的は旧市街南のHeumarkt近くにあるBrauerei zur Malzmuehlです。
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実はケルシュというビールは、それほどの歴史があるわけではありません。
その辺は徐々に調べていこうと思いますが、本を数冊買っただけでなかなか進んでいません。(^_^;)
醸造都市ケルンには、かつては数十もの醸造所がありました。旧市街には、その面影を見ることができますが、そのほとんどは醸造機能の郊外への移転や委託醸造化が進んでおり、本当の意味での「Brauerei Gasthof」や「Brauerei Gaststaette」(醸造所に併設されたレストラン・パブ)がほとんどありません。
ケルンにやって来て、必ず立ち寄っている「Brauerei Paeffgen」は、中央駅からちょっと離れているのですが、1883年の創業以来、醸造所に併設されたスタイルを保っている店です。
(ちなみに創業時は近くの別の場所にあったようす)
まだ120年ほどの歴史しかない醸造所は、ドイツではそれほど古い訳ではありません。
しかし、この店のドアを開けて店内に入ると、一気にタイムスリップした気分になります。
「Kranz(クランツ)」と呼ばれるお盆をぶら下げて店内を行き来する店員さん達の格好がレトロチックなのが、その原因かもしれません。
ただし、彼等はレトロを狙ってそんな物を来ている訳ではなく、ただ、デザインの変更のないまま120年過ぎているだけです。
入口に入り、まず目に飛び込んでくるのは大きな木樽。そこに注ぎ口が打ち付けられており、グルリと回すとビールが落ちてきます。
この重力で落とすタイプのサーバーから、次々と黄金に輝くケルシュがシュタングと呼ばれる小さなグラスに注がれます。
Kellnerと呼ばれる店員さんが次々とやって来ては、ここで新しく注がれたビールをクランツに補充して、また店内の雑踏の中へ戻っていきます。
彼等が満載のクランツを持っているのは、お代わりをする客へビールをサーブするためです。
グラスが空いている客を見つけると、サッとグラスを片づけトンと新しいグラスを置いていきます。
このスタイルはデュッセルドルフと同じ。両都市とも小さなグラスで飲むビール文化だからでしょう。
何だかんだと争うことを好む両都市ですが、似た者同士であることは間違いないでしょう。
ビール紀行ではハシゴが基本ですが、周りの客が次々とグラスを空けていく中、1杯飲んだだけで店を出るのは何とも面白く無いですね。
よって、2〜3杯、いや4〜5杯、この店員とのやり取りを楽しんでみましょう。
この店から派生した店として旧市街近くのHeumarktに「Brauerei Paffen」と言う店もあります。
そちらに関しては、また別の機会に書きたいと思います。
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古き良き時代の酒場。日本国内において、僕は訪れる街で古い居酒屋を見つけるとなるべく入るようにしています。
ドイツでビール紀行をする際にも、古くから営業を続けている醸造所、特に家族経営の店を好んで訪れています。
ケルンの醸造所はだいぶ吸収合併が進み今ではそのような醸造所が少なくなりました。
旧市街はかなりの戦禍があったものの、中世からの雰囲気を壊すことなく復興し多くの観光客で賑わっていますが、このエリアには多くの醸造所があります。いや、あったと表現するのが適当かもしれません。
それらの醸造所は、かつてこのエリアでビールを醸していたのですが、現在では旧市街の外れや近郊の街Monheimに醸造所を持っています。
しかし、かつての醸造所兼ガストホフはそのままの形で残してあります。
Kaebeと呼ばれる店員の服装も、昔から変わることなく引き継がれています。
「Peters Brauhaus」はその中でも新しい醸造所で、創業は1994年とつい最近の事です。
しかし、元々この白亜の館は16世紀から続く醸造所Brauerei zum Kranzでした。19世紀終わりに休業し、その後繊維業者などが入居してオフィスや工場として利用されて事実上廃業していたのです。
そして、休業から約100年経った20世紀終わりに、酒場として復活を遂げるのです。
これは現在のオーナー氏の「古き時代のケルンの酒場を再現したい」という熱意から実現したものです。
なお、ビールはMonheimにある醸造所で造り、毎日新鮮な状態で運ばれてきています。
このケルン旧市街エリアにはこのような店が何軒もあり、古きケルンの酒場を体験できる「活きた」テーマパークであるとも言えます。
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日本でも購入可能なDOMドム・ケルシュはケルン市内の外れで醸造しています。
以前はKuppersの醸造所だったのですが、知らない間にドムが買っていました。
大手醸造所なので、その様相は「工場」です。僕の好きな小さな醸造所の対極にあるような迫力ですが、ここの良い所はその敷地内に直営のパブとビアガーデンを持っていることです。
大手ではあまりそういう醸造所はありません。
工場とは道を挟んだ反対の敷地にあるパブの入口です。
天気の良い日はここにテラス席が設けられていますが、この裏手に大きなビアガーデンもあります。
店内は軽く飲むだけのスタンド席のスペースと、しっかり食事をするためのイス席のスペースに区分されています。
ここでも一杯のケルシュを飲み終わると、店員がツカツカとやって来て、お代わりを置いていきます。止めない限り。
古い設備がオブジェとして使われているビアガーデンです。ビアガーデンというと1Lジョッキを連想するかもしれませんが、ここはケルン、もちろん小さなケルシュを愉しみます。
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