ドイツナンバー1の醸造量を誇るドルトムントですが、以前から・・・というよりも以前よりも増して取り上げられる機会がありません。(笑)
この街はエクスポートビールが有名で、数十年前までは数十もの醸造所があったのですが、今では会社としては一つです。一つ。
僕がこの街に住んでいた97〜99年には、それでも何軒かの醸造所が残っていました。
一番大きなDAB(Dortmunder Actien
Brauerei)と市内では一番人気のあるBrinkhof'sを醸造しているDUB(Dortmunder Union
Brauerei)。市の南部に主な販路を確保していたBrauerei Stift。赤いエクスポートが有名なBrauerei
Kronen。ライトなピルスナーのBrauerei Thierなどです。
街の中心部にはKronenが出店したマイクロブルワリー「Kronen am Markt」でも、当時は店内で醸造をしており、近くにある「Hoevels Hausbrauerei」とのハシゴも可能でした。
しかし、今これらの醸造所は全て合併し「Hoevels Bitterbier」を除いては「DAB」で生産されています。
2006年にDABとDUBまでもが合併したことは、僕にとって大きな衝撃でもありました。
Hoevels Hausbrauereiは市中心部をグルリと回る環状線沿いで、ちょうど中央駅とは反対方向にあります。
かつてのThier社の社屋を使った店で、入口の屋根に使われている大きな煮沸釜が店のシンボルとなっています。
Thierの頃の醸造所は、そのすぐ裏手にあるのですが、今日ではこの空間は醸造所としては使われておらず、クラブとして週末の夜になると若者達で賑わっています。
それでは、どこでビールを造っているかというと、店内です。
入口を背に左には軽く飲むだけのスペースとしてカウンターとテーブルが何脚か置かれておりますが、メインは正面の客室です。
ここでは綺麗にセッティングされたテーブルで落ち着いて食事ができますが、そこの後ろに醸造設備が置かれています。
客はそこでの作業を見ながら食事を楽しむのです。(ちなみに食事をしたことはありません・・・)
この建物、実はかなり深いです。
一度、この店の奥まで入った事があるのですが、地下4階くらいまであります。
最深部は夏でもヒンヤリとしており、ここにビールが貯蔵されています。
出荷間近のタンクから直接注いでもらったビールは、メチャクチャ美味かったです。
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