2007年3月 8日 (木)

さらに「もう一つの」ホフブロイ@Stuttgart

Traunsteinの記事の関連です。
TraunsteinHofbräuが出たついでに、StuttgartにあるHofbräuを紹介しましょう。

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  コースター無(>_<)

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この時はちょっと郊外にある店を周り、市の外周をグルリと回る形で行きましたが、実際には市内からトラムで一本で行けます。

Stadtfoto

街を一望する丘の上にあるYH(ユースホステル)に滞在していましたので、この街の地形を眺めることができたのですが、周囲をグルリと山(丘?)に囲まれています。

Hofbr

この醸造所周辺は既にネッカー渓谷が両側から迫っており、裏手にある坂の上から見える風景は川を越えた反対側の斜面に拡がる街並みです。
山を背にした醸造所は結構多いです。その理由として考えられるのは、やはり貯蔵用の横穴が掘れるということでしょう。冷蔵庫の無かった時代、地下室を造るよりも横穴を掘って貯蔵庫にしたほうが、はるかに簡単です。(これは僕の考えですよ。実際は「?」)

St_hofbraeu02 さて、「ビールを飲みたい!」と思っても構内には店がありません。
あらら、空振りかいな、と思っていたところ、目の前には「Hofbräu」看板があるではありませんか。

普通の酒場ですけど開いているようなので入ってみます。
薄暗い店内には、ちょっと酔ったいるのかうつろな目をした爺さんが1人、震える手でビールを飲んでいます。



「この醸造所には直営のレストランとかないのですか?」
カウンターのオバチャンに聞くと
「無いよ。でもHofbräuのビールならウチで飲めるよ。」
と言います。

醸造所まで徒歩30秒。
醸造所ではなくても、「煙突の影が落ちる場所」にある酒場で飲むHofbräuのピルスナー。
醸造所で働く人々も、ここで一杯飲んで帰るんでしょうね。

Prosit!(乾杯)

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2007年2月21日 (水)

ベンツの街でまず一杯!〜Dinkelacker Schwaben@Stuttgart

Dinkel_de

街を見下ろす丘の上にあるユースホステルのドミトリーで同室のフランス人は、この街はヨーロッパ中のどの都市よりもベンツの中古車が安いと言っていました。
彼はここで中古車を買い、フランス本国または海を越えてアフリカ大陸まで走っていく、その車を売るという事を生業にしているとのことで、月に何回かはこの街に来るらしいです。世の中イロイロな商売がありますね。
しかし、ドイツに何しに来たのかと言えば「ビールを飲みに来た」としか答えようがない僕を、彼は好奇な目で見て、変な奴だ、と笑っていました。

St_acker

中心市街地を抜け、小さな丘の坂を下りて数分歩いた所にあるこの醸造所Dinkelacker Schwabenbraeuは、シュツッツガルトでは一番大きな規模で、今日では合併の末に数種類のブランドを持つ醸造所です。

大手醸造所には珍しくレストランが付属していたのでドアを開けてみました。平日の昼食時なので、近所の老人グループが奥のテーブルでビールを飲みながら談笑のみで空席が目立ちます。

Dinkel_acker_bier ビールはピルスなんですが、市内あちこちの酒場やレストランに卸している物とは別に、この店に限っては「Keller Pils」と言う物が飲めました。
これは一見ヴァイスビアにも見えますが、ノンフィルターの「ピルスナー」です。少し酵母の舌触りと香りがしますが、やはりこのホップ感はピルスナーその物です。





St_acker_spargel 食事はその辺のケバブ屋で済ますつもりでしたが「本日のメニュー」が安かったので注文します。白アスパラのサラダにパテを挟み込んだチキンです。
若い東洋人がひとりでビールを飲んでいるのは目立つらしく、どの店でも(特に田舎町)一斉に注目を浴びます。店員と話しをしている僕がドイツ語を喋れるとわかると、老人のひとりが話かけてきました。
質問はいつも同じようなものだ。
「どこから来た?おおヤーパン(JAPAN)か」
「何しに来た?ん?ビールを飲みに??」
ここで一呼吸置いて「ビール紀行家」の名刺を出します。
老人は大声でみんなに僕を説明し、なぜか
「Prost!(乾杯)」

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