田舎町にあるけど1308年創業の老舗==ドイツビール紀行2012(その30)==
続いて訪れたのは、Strassgiechと言う集落にある醸造所。Zoiglstube Drei Kronen。
Drei Kronenと言う名前の醸造所は、先ほど立ち寄ったMemmelsdorfにも、そしてこの先にあるSchesslitzにも存在しています。
特に資本関係があるとか、親戚関係にあるとかと言うのはありませんが、このエリアに多い名前です。Drei Kronenとは3つの王冠の意味。これはこの地を一時的に3人の王が力を合わせて治めていた事に由来するそうです。(・・と以前聞いた気がする。要調査)
この日は、15世紀、16世紀に創業した醸造所を渡り歩いて来ましたが、ここは更に古い1308年の創業。日本で言う鎌倉時代になります。そんな時期からこの村に存在しビールを作り続けているのです。
ただし、ずっと同じ家系かと言うとそうではなく、あれこれとオーナーは変わっています。
実際、僕が最初に訪れた2004年とは違う方が所有していました。
今回は事前にTELをして古いケラー(貯蔵庫)などを見学させてもらいます。
現役で使われている訳ではなく、現在は見学用に保存されているようです。
古い昔ながらのガストホフ(食堂)も現役ではなく保存用。
梁が剥き出しでゴワゴワした壁が何とも職人の手作りと言った感じ。
扉の上には「1308」の文字が刻まれていますので、この建物は創業当時のものの様です。
ひと通り見学した後、外のビアガーデンでビールを飲みます。
そしたら見慣れた顔が二人・・・
「あれ?今日はButtenheimへ行くんじゃなかったのかい?」
とバンベルクに住む友人夫婦が何故かビアガーデンに。
2日前にバンベルク市内で飲んだ際、この日はButtenheimへ行くと言ったのを覚えていた様です。その通り。この日はButtenheimの夏祭りを見に行こうかな、と計画していたのですが、日本からの友人2人のバンベルク到着が遅かったため、こちらのルートへ変更したのです。
彼らはオーナーと友人らしく、誕生日プレゼントを届けに来たとの事でした。
さらにもう一人。
オジサンが声を掛けてきます。
「おお、おお、オマエさんまたバンベルクに来たのか!」
3〜4年前に隣の集落に住む友人宅に泊まった際、その近所で友人の友人の誕生日パーティーが会ったのですが、そこにいたオジサン・・・だそうです。
人が多かったので、全く記憶無し・・・・。
次はMemmelsdorfに戻って、村祭りを観ます。
先ほどの2人とはまた夜に会う予定。
「遅れるなよ!!」
と注意されます。
次回へ続く>>
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コメント
Nice post )
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投稿: eterrabibre | 2013年11月20日 (水) 12時38分