フランケンの田舎集落歴訪==ドイツビール紀行2012(その29)==
この日は在独中のKと、たまたまドイツ旅行中のMさんの二人と合流。
お昼前にバンベルク中央駅に集合し、まずはMemmelsdorfのDrei Kronenへ。
毎度毎度お邪魔する老舗の名店ですが、実は僕は昨日も立ち寄ったばかり。笑
ビールを飲みながら、まずはランチタイム。
「本日のメニュー」はフライドチキン(みたいな物)のプレートだと言うので注文。
事前に大きさは?と聞いて、隣にいる人のを見せてくれたが、デカイ。
運ばれてきた時に、思わず「大きいねぇ」と言うと
「最初から言ったでしょ!」
と運んできた女性が笑いながら声を上げます。
テクテクと丘を越えて次に向かったのは、隣の集落Merkendorf。
ここはMemmelsdorfからたった2kmほどの距離であるが、2軒の醸造所が存在しています。
天気も良く、8月とは言えサラリとした風が吹く、気持ちの良い昼下がり。
男3人で集落にある小さな醸造所Brauerei Hummelへと足を運びます。
Hummelは1556年創業の老舗のひとつ。
今までに何度か足を運んでいますが、それはここから3kmほどの所に住む友人が、この店のビールを贔屓にしているため、何度かケース買いに付いてきたからです。
ケース買いと言っても、必ず店内に入って常連さんや店員と挨拶したり、時にはコーヒー一杯飲んで行ったりするため、僕もその片隅でビールをグビグビと飲んでいました。
天気の良い日は中庭のビアガーデンです。
この醸造所はここから数百mの所にケラー(貯蔵庫兼ビアガーデン)を所有しているのですが、この日は平日のためクローズ。
ちなみに写真左に座っている常連さんの一人は、この店の運送係のオジサン。
この日は休みでビールを飲みに職場へ来ているのです。笑
陽気な人で、
「おう、よくこんなクソ田舎まで来たな。何、初めてじゃないのか!え!Rudiの友達か!」
と大声でガハガハと笑いながらよく話します。
そのオジサン
「オレは今夜隣集落の村祭りでチューバを吹くんだ」
と言います。そう、この日から先ほどいたMemmelsdorfではKirchwehと呼ばれる村祭りがあるのです。オジサンはそこで会場を彩るブラスバンドの一員のようです。
僕らも後で、Memmelsdorfには戻るので、その事を告げて隣の集落へと急ぎます。
次の集落、Strassgiechでは珍しくアポを入れてあります。
| 固定リンク
「312 フランケン地方」カテゴリの記事
- 旅の最後は「Spezialナイト」==ドイツビール紀行2012(その32)==(2013.12.22)
- 村祭りのブラスバンド==ドイツビール紀行2012(その31)==(2013.11.17)
- 田舎町にあるけど1308年創業の老舗==ドイツビール紀行2012(その30)==(2013.10.29)
- フランケンの田舎集落歴訪==ドイツビール紀行2012(その29)==(2013.10.28)
- 行き付けのDrei Kronenでモーニングビール(?)を一杯==ドイツビール紀行2012(その23)==(2013.08.31)
「013 ドイツビール紀行2012」カテゴリの記事
- 旅の終わりにProst!==ドイツビール紀行2012(その36・最終回)==(2013.12.29)
- バンベルクの仕上げにシュレンケルラ==ドイツビール紀行2012(その35)==(2013.12.28)
- フランケン醸造所博物館==ドイツビール紀行2012(その34)==(2013.12.27)
- バンベルクの朝==ドイツビール紀行2012(その33)==(2013.12.26)
- 旅の最後は「Spezialナイト」==ドイツビール紀行2012(その32)==(2013.12.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント