Freising(フライジング)でもう一軒の老舗醸造所==ドイツビール紀行2012(その16)==
フライジングに来ると、ヴァイエンシュテファンにだけ立ち寄り、そのままミュンへンに戻る事ばかりなのですが、今回は市街地へ行ってみました。
歴史あるヴァイエンシュテファンがある町ですから、当然歴史がある街です。
ちょっと調べてみたら、現在のバイエルン州においては最も古い居住地の一つの様です。
ヴァイエンシュテファンの丘から降りて、市街地までの道のりはほんの1kmくらい。
よく整備された路地をウロウロしながら向かいました。
ただし、今回の目的は旧市街を巡る事ではなく、もう一軒の醸造所「Hofbrauhaus(ホフブロイハウス)」へ行く事。
地図を頼りに街の中心部を通り抜けて醸造所へと向かいます。
ホフブロイハウスとは、ミュンヘンにあるのが一番有名ですが、それとは違います。
実はこの名前、あちこちにあるんです。
一般的に、王家とか首領が自家用もしくは領内での消費用に醸造所を開設した歴史を持つところが多く、「王家御用達」のビールだったのです。
このHofbrauhausもその例に漏れず、司教が醸造所として稼働させました。
何と1160年の事!
同じ街のヴァイエンシュテファンは1040年ですから、遅れる事120年です。
幹線を通らずにテクテクと路地を歩いて行ったら、見事に迷って到着。
素直に来れば旧市街の広場から1kmほどの距離でしょう。
この巨大な建物がフライジングのHofbrau。工場らしく煙突が出ています。
意外と商圏は広く、かなりの量を醸造している様子です。
ただし、飲む場所が見当たりません。
後で知ったのですが、この裏手にビアガーデンではる、「Hofbrauhaus Keller」があります。
やはり行き当たりバッタリのビール紀行は行けませんね。
基本を抑えていなかった自分に反省。
公式WEBサイト
(年齢確認がありますので、16歳以上は「Ja」をクリック)
ここから一度ミュンヘンに戻り、次はバンベルクへと向かいます。
| 固定リンク
「114 ドイツ南部」カテゴリの記事
- バンベルクに移動し丘の上でビールを一杯==ドイツビール紀行2012(その17)==(2013.07.24)
- Freising(フライジング)でもう一軒の老舗醸造所==ドイツビール紀行2012(その16)==(2013.07.21)
- ビールの世界的権威「Weihenstephan」==ドイツビール紀行2012(その14)==(2013.05.28)
- バンベルクからのビアライゼ Linie906編 Bischbergへ(2013.01.14)
- Lederer Kulturbrauerei==ニュルンベルクビール情報==(2013.01.05)
「313 バイエルンの小都市」カテゴリの記事
- Freising(フライジング)でもう一軒の老舗醸造所==ドイツビール紀行2012(その16)==(2013.07.21)
- ヴァイエンシュテファンのビアガーデン==ドイツビール紀行2012(その15)==(2013.06.01)
- アンデックスでビールを堪能!!==ドイツビール紀行2010(その17)==(2011.04.30)
- ミュンヘンからアンデックスへ==ドイツビール紀行2010(その16)==(2011.04.17)
- 白ソーセージとビールで朝食を==ドイツビール紀行2009(その12)==(2010.07.11)
「013 ドイツビール紀行2012」カテゴリの記事
- 旅の終わりにProst!==ドイツビール紀行2012(その36・最終回)==(2013.12.29)
- バンベルクの仕上げにシュレンケルラ==ドイツビール紀行2012(その35)==(2013.12.28)
- フランケン醸造所博物館==ドイツビール紀行2012(その34)==(2013.12.27)
- バンベルクの朝==ドイツビール紀行2012(その33)==(2013.12.26)
- 旅の最後は「Spezialナイト」==ドイツビール紀行2012(その32)==(2013.12.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント