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2012年1月23日 (月)

田舎町の煙突

Frankenland
フランケン地方をビール紀行している時の一枚。
集落を迂回して走る幹線道路から見える、典型的な農村集落です。
一本の煙突が見えますので、おそらくこれは80%の確率で醸造所でしょう。

ただし、そのままフラリと言ってビールにありつけるか否かは分かりません。

なぜなら、田舎集落の醸造所は営業時間が夕方からだったり、週末しか開いていなかったりするからです。
よって、ビール紀行は情報戦です。笑

なお、残り20%の確率は何かと言うと、製材所が多い様です。

■ドイツでビールを旅する人の羅針盤ビール文化研究所■
http://bierreise.net

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2012年1月21日 (土)

醸造所はビールを醸すのみにあらず

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醸造所には泉(Quelle クエレ)があります。
泉というと何だか素敵な響きですが、まぁ多くの場合豊富な水が湧き出る場所に醸造所が作られているのは確かです。

原料のほとんどは水ですから、地下水を汲み上げる、または近くの泉から引いてくる、という方法で醸造所はビールを作り続けてきましたが、実は、醸造所で作られているのはビールだけではありません。

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2012年1月15日 (日)

古いフランケンスタイルのデュンケルを楽しむ==ドイツビール紀行2010(その40)==

>>前回の続き

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続いてやって来たのは、Breitengüßbach(ブライテンギュスーバッハ)という長ったらしい名前の街。バンベルク郡に属しており3500人ほどの人口がありますので、集落というよりも小さな街です。
街の真ん中を走っているのはコーブルク方面への幹線ルートですが、今日ではB73号線がバイパスとして機能しているため、通過車両は皆無であり、道幅の割にはノンビリとした雰囲気の街です。
旧街道を迂回するようにバイパスができて閑散としている日本の地方都市の様なイメージですね。

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2012年1月14日 (土)

メニュー解読==mit と und==

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メニューは「Speizekarte(シュパイゼカルテ)」と言います。
飲み物メニューである「Getraenkekarte」と合冊になっている場合と、そうでない場合があります。また、本日のメニューが店頭に掲げられたり、手書きの紙で挟んであったりもします。

当たり前の話ですが、ドイツ料理はソーセージとザウアークラウトだけではありません。
肉料理が多いのは否めませんが、ここでは視点を変えて「副菜」の話をします。
(ちなみに高級料理に行った事がないので、ここではどの街にもある様なガストホフ(食堂、居酒屋)についてとなります。)

どの店でも、基本的にはメインディッシュ(Hauptspeise=ハウプトシュパイゼ)が大きな皿にドンと置かれ、その周りにあれこれと付いています。
それらは敢えて注文しなくても付いてくる、まぁ日本の定食でいう味噌汁や漬物みたいな物でしょうか。
それらについて、何がどの様に付いてくるか、というのがメニューから読み取れます。

キーワードは「mit」と「und」です。

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2012年1月 9日 (月)

サイクリングロードとビアガーデン

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日本だと飲酒後の自転車は違反切符切られてしまいますが、ドイツだとこんな看板があちこちにあります。

自転車道の看板に併設されたビアスポットへの案内板です。

バカンスシーズン、人はキャンピングカーに自転車を積んで旅に出ます。
キャンピングカーを持っていない人も、自転車を借りて走ります。

整備された自転車道は、隣町へはもちろん、国境を越えて遠く北海や黒海に繋がっています。
そんな自転車道の道中に、素敵な休憩スポットとしてのビアガーデンや醸造所があるのがフランケンです。

ビアガーデンと言ってもビールを飲みばかりではありません。
ビールをレモネードで割ったRadler(ラドラー)は、そのままズバリ「自転車乗り」を意味します。

Fahrad_band2

 


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2012年1月 8日 (日)

メニュー解読==Getränkekarte(飲み物メニュー)の話==

Karte

Getränkekarteとは飲み物リストの事で、「ゲトレンケカルテ」と読みます。

多くの場合、店に入ってメニューを渡されますがその際
「Zum trinken ?(ツム トリンケン=飲み物はどうする?)」
と聞かれます。

まぁ、大体の客は即座に
「Ein Bier, Bitte!(ビールを一杯ね)」
とか答えますが、一応メニューの中にはこのGetränkekarteがあることを心に留めておくと良いでしょう。特にビール紀行をする際は何のビールを飲むか、という選択の時間があるかと思います。

大まかな構成は以下です。

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2012年1月 1日 (日)

17世紀から続く小さな醸造所==ドイツビール紀行2010(その39)==

>>前回の続き

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さて、続いてやって来たのはBaunachという3000人ほどの集落です。
バンベルクから15km程に位置しているので、完全にバンベルクのベットタウンな街であり、一応ローカル線でも結ばれています。
周辺は池が点在している湿地帯で、この街の北側からBad Staffelsteinに掛けて、しばらく小さな池が連続しており、それに付随したキャンプ場なども各地にあります。

夏には、大型のキャンピングカーでやって来たオランダからの家族連れなどで賑わっている光景を目にしますが、これらの人も楽しみにしているのが、やはりビールです。

彼等はベースキャンプを建てると(まぁ、連結器を外してキャンピングカーを固定するだけですが・・・)、近くの醸造所でビール樽買って来ては注ぎ口を付けて置いておきます。
炭酸ガスを繋がずに使える小樽は、サーバーが無くても樽からのビールが楽しめるので、こういう時にも大変便利な存在です。

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