地元サッカーチームを支える醸造所==ドイツビール紀行2007(その41)==
次に向かった集落は、Ampferbachという集落です。
よく音楽家バッハのことを直訳して「小川さん」なんて言っていますが、Bachとは小川の事。
この集落にも小川が流れています。
この小さな集落にある小さな醸造所、Privat Brauerei Hermannが次の訪問先です。
人口400人ほどの小さな村の醸造所です。
そう言った醸造所はビール屋さんの域を越えて存在しているのがフランケンです。
この醸造所の場合は、地元のアマチュアチームのスポンサーです。
中央の赤い看板と黄色い看板に挟まれた所に、この醸造所の看板があります。
スポンサーと言っても何億円も払っている訳ではありません。
地域の人々(子供から大人まで)が楽しむために存在しているサッカーチームを、地元の商店や企業が支えているのです。
たとえば、この醸造所の場合、敷地の中にグランド使用者の為のロッカールーム(ドイツの場合は基本的にシャワールーム付き)があります。
グランドまでは徒歩で3分ほどかかりますが、地域の人達はここに集合し、ここで着替えてサッカーを楽しむのです。
もちろん、終わればここでビールを飲むでしょう。
この醸造所で出されていたビールは2種類。
Lager(ラーガー)とWeissbier(ヴァイスビア/ただし瓶ビール)です。
平日の昼過ぎで「一応営業中」状態のなか、ご主人が樽をセッティングしてくれました。
ちなみに、価格はLagerが0.5Lで1.7Euro、0.3Lで1.0Euro。Weissが0.5Lで1.8Euro
さすがフランケンの田舎価格!安いです。
Lagerは曖昧な名称ビールの筆頭ですが(笑)、ここの場合はHelles(ヘレス)でした。
ビールを飲んでいると、ご主人の息子さんが登場。
ビール談義に突入しました。そして「せっかくだから醸造所を案内するよ」とのお言葉。
次回へと続く>>
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