見慣れた風景とバンベルクの丘==ドイツビール紀行2007(その45)==
もう10年、この町に通っているので裏道を知っています。
バス停から時々眼下に旧市街地を見下ろせる住宅地を通って約10分。
「Spezial Keller」の文字が見えました。
Brauerei Spezialのラオホビアが飲めるビアガーデン。
僕が世界一美しいビアガーデンのひとつ、と絶賛している場所です。
この丘はStephanbergという名の丘です。
実はここ、かつての「ケラー(Keller=貯蔵庫)銀座」で、道を挟んでズラリとケラーの入口が並んでいました。
ビールの貯蔵庫というばかりではありませんが、今日でもそれは使われています。
なお、この看板の目の前には、ラオホビールの名店であるシュレンケルラ醸造所があります。
さて、丘へと続く坂道の途中に小さな門があります。
毎度のことながら、この門を潜るときはワクワクドキドキ・・・・。
僕が大好きなビアガーデン、Spezial Kellerです。
門をくぐって敷地に入り、200mほど坂道を更に歩いて行き振り返ってみると・・・
こんな風景が見られます。
夕方のケラーには、多くの人が来ています。
特にここバンベルクは観光都市なので、地元民に混じって多くの観光客が来ています。
メニューも英語版が用意されている模様。
初めて見たのですが、「ギター弾」がいました。
客のリクエストに答えながら、テーブルとテーブルを歩いています。(もちろん有料)
観光客の多いエリアでありますが、一応「常連席 Stammtisch」が置かれています。
一番眺めの良い場所なので、その存在を知らない観光客が座ってしまうこともありますが、その都度店員がやって来ては移動させています。
常連さんならば、何もこんな眺めの良い場所でなくても良いのに、と思いましたが、
おそらくは以下の様な理由で置かれているのでしょう。
常連席には、常連さん以外に「常連さんに引率されてきた人」も座れる場合がほとんどです。
よって、バンベルクにやって来た友人知人親類を連れてきた常連さんの為の席ではないか、と推測します。
さて、僕はと言うと、その常連さんのひとりである友人と待ち合わせ、ビールを飲みながら食事をします。
今回は、ホイルで焼かれたジャガイモにSAZIKIと呼ばれるヨーグルトを掛けた物。
シンプルながらも、なかなかの逸品です。
次回へと続く>>
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