スタンプラリーのゴール==ドイツビール紀行2010(その27)==
本日のスタンプラリーのゴール。
先ほどの集落Hochenschwarzから約1km離れた集落Thuisbrunnへと向かいます。
この集落も、またまた小さい!そして、数十軒しかない集落にも関わらず、しっかりと醸造所があります。
今回の目的地はElchbraeu。Elch(大鹿)をシンボルとした小さな醸造所です。
ドアを開けて店内へと・・・・。あれ。
臨時休業のようです。(T_T)
しかし、ここで諦めません。
裏にあるビアガーデンやケラー付近に店の人が居ないか、探しまわります。
が、居ません。
ちょうど通りかかったオジサンに尋ねると、
「大旦那が中にいるんじゃないかな?」
と玄関をドンドンと叩きながら、「おーい、遠くからの客人だぞ〜」と大声で呼んでくれます。
すると、ガチャリとドアが開き、中から年配の男性が出てきました。
「今日は休みだけど、まぁまぁどうぞ」
と中へ入れてくれました。すみませんなぁ。
さっそくスタンプカードを取り出して、これでコンプリート。
「このスタンプカードの特典はと言うと。。。。
「この周辺エリアの風景が描かれた特別なKrug(陶器ジョッキ)を特別価格で購入できる権利だよ」
ご主人は説明してくれました。
ん?権利?
そうなんです、ジョッキをプレゼントではなくて、「それを買う権利」が得られるのだとか。通常価格があるってことは、あれれ、普通にも買えるってことですね。
うーん、何ともスッキリしない話ですが、しっかりと購入しました。
持って帰るのに、かなり苦労しそうな物を、また一つゲットしてしまいました。
さて、気分を変えてビールを飲みます。
休みなので、もちろん樽には繋がれていなく、瓶ビールをいただきました。
田舎の醸造所らしく、ビールはデュンケルとピルスの2種類。
定番として地域で愛されているデュンケルを選びます。
よく言われるように、樽から出されるビールと、瓶ビールの中身は全く同じです。
ただ、居酒屋で飲む「生ビール」と家で飲む缶ビールが味が何となく違うというのは、そこに「輸送」という過程が入っているからでしょう。
この醸造所の場合、裏で作られて瓶詰めされたビールなんでほぼ輸送はゼロです。
瓶は栓抜きの要らないタイプ。
やはり田舎の醸造所には多いタイプです。
さて、スタンプラリーは終了。
バンベルクに帰るのですが、まずはこんな田舎から「どうやって帰るのか」を検討しなかればなりません。(笑)
Elchbraeu
Thuisbrunn 11
91322 Graefenberg
Tel: 09197 221
月 14〜
火、木〜日 9〜
定休日 水・木
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コメント
スタンプラリーのオチがなかなかですね(笑)
興味深く読ませていただきました
僕も今年はちょっと遠出してみようと思いますが
ドイツ語離せないので電子辞書は必携ですね
投稿: ビア | 2011年8月 6日 (土) 12時57分
ビアさん>
こちら、今年はドイツには行けません・・・。
これらの村はニュルンベルクからはアクセスが容易なのを付け加えておきます。
投稿: 小林麦酒 | 2011年8月 7日 (日) 07時58分