菩提樹の名を冠する醸造所==ドイツビール紀行2010(その21)==
バスがGrefenbergに到着しました。
あえて丘の上のバス停で降り、全景を見渡します。
人口は4000人ほどですが、この街は集落群の中心であるため、それを含んだ数でしょう。少なくとも、街の規模からは4000人も居ないと推測されます。
ちなみに、今回はBamberg方面から来たため、Forchheimからバスで来ましたが、Nuernberg方面からでしたらSバーンでアクセスするという事もできます。
(・・・と言うより、こっちの方が一般的ですな。)
この街には、Linden BraeuとFreedmannという2軒の醸造所があります。
さらに、すぐ隣の集落にも一軒、反対側の集落にも一軒。
と数珠つなぎに並んでいます。
これらを片っ端から片付けるのが本日のミッション(笑)
まずは一軒目、GraefenbergのLinden Braeuから。
Linden(リンデン=菩提樹)を店名に冠する店は結構多く、醸造所に限らず多くの業種に使われています。
醸造所は教会の広場から少し外れたバス通り。ガストホフと醸造所が道を挟んで向きあっています。
上の写真が醸造所。
エンブレムを付けたトラックが何台か停まっており、荷物の搬入作業が行われています。
こういう光景を見ると、ごく一般的な平日の様ですが、何と何と向かい側のガストホフは・・・
「休み」
そうは言っても、店内を少し修理しているとの事で、人は居ます。
ちょっと声をかけると、
「樽はつながっていないけど、瓶ビールでよければ、どうぞ」
と入れてくれました。
数あるビールの中から「スタンダードな奴を」、と注文すると出てきたのはデュンケル。
ここではVollbier(フォルビア)の名称です。
店内は木目調の典型的なフランケンのガストホフ。
陶器の薪ストーブを囲むようにしてテーブルが配置されています。
お会計後の帰り際、
「もし良かったら、これを持っていきなさいよ」
と手渡されたのは、何とスタンプラリーの用紙。
ふむふむ、一日が何とも楽しくなりそうな予感がします。
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