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2011年2月17日 (木)

工業地帯の住宅地にポツンとある醸造所==ドイツビール紀行2010(その7)==

>>前回の続き

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ルール工業地帯の最大の特徴は、味気ない街並みが多い事、しかし緑が多い事。
列車から眺める風景は、緑の中に煙突が建っている、という感じを受けます。
今回は、そんなルールの都市のひとつ、Castrop-Rauxelに行きました。

名前は知っていたのですが、訪れるのは初めてです。

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距離的にはドルトムントから10kmほど。以前、僕はドルトムントの街外れにある大学構内に住んでいましたが、そこからだと自転車で行こうと思えば行ける距離です。

しかし、なぜこの街に来ることがなかったかというと、醸造所が無かったからです。

この街に初めての醸造所として出来たのが、Brauhaus Ruetershoff。
オープンは2005年と、新しい醸造所です。

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この建物自体は、ずっとここに存在していました。
名前に◯◯hofと書かれている場合、おおよそそこは古い館です。
ただし、ここは大戦時に連合国軍により大きな爆撃を受けたルール地方。古いと言っても戦後に建てられた物のようです。

ここをリフォームして醸造所兼パブとして開業したのが2005年。
地方都市に小さな醸造所が建ち始めた頃と一致します。

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店内に設置された醸造設備。
1990年代以降に開業したマイクロブルワリーは、大体がこんな感じの店舗。
昼間の時間帯に行くと設備がフル稼働しており、店内は凄い熱気に包まれていることが多いです。

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ビールは4種類。
Weissbier、Dunkelの他、PilsnerとUrtrubesbier。
「Urtrube」とは「昔ながらの濁り」と言った意味で、ノンフィルター系のビールです。
やはり最近の流行りで、新規にオープンする醸造所では、ほぼこれを醸造しています。

駅からかなり遠い住宅地にあるため交通の便が悪く、わざわざ遠くから飲みに来る、というお客さんも少ないでしょう。
ただし、地元の人にとっては、フラリと立ち寄る貴重なスポットとして存在しているようです。

Brauhaus Ruetershoff
Schiller Str.33
44575 Castrop-Rauxel

Weizen 0.5l  3.6Euro
Urtrubesbier 0.25l 1.7Euro
Castroper     0.25l 1.7Euro

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次回へ続く>>

 

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