ブレーメンで一番最初の醸造所レストラン==ドイツビール紀行2010(その10)==
ブレーメンと言えば、世界的な醸造所Brauerei Beckがありますが、僕が興味を持って巡っているのはもっと小さな醸造所。
実は、旧市街地には小さな醸造所が一軒、ひっそりと佇んでいます。
それがSchuettinger Brauereiです。創業は1990年と実はかなり新しいのですが、
「Ereste Bremer Gasthausbrauerei(ブレーメンで初の醸造所レストラン)」と銘打っています。
Becksは巨大なビール工場。それに対しこちらは小さな醸造所レストラン。その表現は決して間違ってはいません。
ひっそりと言っても、場所は市庁舎やブレーメンの音楽隊の像から直ぐ近く。石畳の美しい路地にあり、場所は結構な観光地です。
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僕の場合その路地ではなく、建物裏手の入口から入ってしまいましたが、どちらから入っても裏口の様な雰囲気があります。
醸造設備をくぐるようにして通路が伸びていますが、これは原料の搬入用及びビール搬出用の通路でしょう。そして、ドアには小さく「Eingang(入口)」と書かれ、メニューのコピーが貼ってあります。
店内の雰囲気は、何だか暗い感じ。
しかし、ドイツの何処の街でも、市庁舎の地下に薄暗いレストラン「ラーツ・ケラー(Ratkeller)」があるので、その雰囲気と似ていると言えば似ています。
店は立体的で、入口のある一階部分。階段を降りてケラー(地下室の部分)、二階部分には団体用なのか大きめな部屋とトイレがありました。
午前11時頃のためか、店内はそれほど混み合っておらず、ケラーにあるサーバーだけが稼働していました。樽から注ぎ口が出ていますが、これは飾りです。樽からは何本もの注ぎ口が出ています。
ビールはもちろんこの場所で造られた物です。
HellesとDunkel。現在、ブレーメンから世界へと出荷されているBecksはピルスナーですが、こちらは「昔ながらのブレーメンの味わい」と表現。ノンフィルター系のビールとなっています。
メニューにはシュニッツェルやカレーソーセージなどの定番メニューが並んでいますが、せっかく北ドイツにやって来たので、魚を食べます。
これはMatjes。いわゆる若ニシンです。
生の様な食感ですが、塩と酵素で熟成させた物だと思います。
これを、平面的なポテトフライと一緒にいただきます。
絡めるソースが、生クリームとブルベリーというのが何とも欧州的・・・。
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