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2011年1月 2日 (日)

丘の上の醸造所とビアガーデン Alte Klosterbrauerei Trunk@Vierzehnheiligen==ドイツビール紀行2009(その38)==

>>前回の続き

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さて、会堂をひと通り見学したら、ビールです。
この敷地内にはBrauerei Trunk という醸造所があります。
元々は修道院の醸造所だったのでしょうが、1803年からは民間のAlte Klosterbrauerei Trunkとして営業しています。
(Alteklosterとは「古い修道院」の意味)
これは修道院系、または修道院を名乗るビールにおいては、かなり新しいです。
一番古いのは、レーゲンスブルク近郊にあるWeltenburg修道院の醸造所は、何と1040年創業。今でも修道士により醸造されているという、昔ながらの醸造所です。

Brauerei Trunkの場所は会堂の直ぐ裏手。一段高い敷地にまずはビアガーデンがあり、その更に一段高い所に醸造所があります。

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ビアガーデンはフランケンらしくセルフサービス。
人々はここで好きなビールを注文し、自分の席へと持って行きます。
Brotzeit(ブロートツァイト=軽食)などはそのまま席まで持って行きます。

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ビールはDunkel,Hells,Weissの3種類が基本。
ビアガーデンでのビールは基本的にMASS(1Lジョッキ)です。
(・・・が、この日は既に6軒目なので、0.5Lジョッキを注文)

メニューを眺めていたら、「Presssack」「Suelze」と同じような物が並んでいました。
Presssackは僕の好きな食べ物の一つで、フランケン地方をフラフラしている時はいつも食べている物です。
そして、「Suelze」と言えば、何日か前にある醸造所を訪れた時にメニューにあり、店員に進められるがまま注文したら、Presssackの様な物が出てきて驚いた物です。

「その差は何だ??」
と友人達に質問したら、

「両方食べてみよう」

と、セルフサービススタンドに向かいました。

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同じように様々な肉をミンチしてある加工食品。
上写真のSuelzeはゼリーで固めてあるのですが、下写真のPresssackは血の養分の固まっているようです。
味わいは同じようでも、食感が全く違います。
前者はゼリーのプルプルとした食感、後者は肉の食感が強いです。

肉料理に関しては、メインサイト「ビール文化研究所」こちらに関連記事をまとめてあります。今後、もっと詳しくこれらの差について分かりましたら、更新します。

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さて、そろそろ陽が傾きかけて来たので、バンベルクへと戻ります。
これで新規訪問の醸造所は終わりですが、バンベルクはビールの街、友人たちとこの日の反省会の意味を込めて(笑)もう一軒行こう、となりました。

次回へ続く>>

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