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2010年11月24日 (水)

バンベルク・ビアライゼの記事を8ページ

日刊ブログ「ドイツビール紀行家旅の手帖」にも書きましたが、こちらにも・・・。

「旅行人」という雑誌に、記事を書きました。
「バンベルクでビアライゼ」とのタイトルで、僕が10年以上通い続けているドイツ・フランケン地方の「ビール首都」バンベルクでのビール紀行を中心に、8ページ書かせていただきました。

ドイツビールの記事、それもバンベルクという一都市に的を絞って8ページの記事なんて、初めての事かな、なんて勝手に思っています。

「旅行人」は蔵前仁一編集長がミニコミ誌から始めた旅雑誌で、アジアやアフリカ、南米など、情報の少ないエリアを旅する人にとっては、欠かせない雑誌として存在しています。

僕が旅行人を手に取り出したのは、マレー半島をウロウロし出した90年台前半かと思います。その後、インド・ネパールを旅した時は、当時の旅行人に必ず掲載されていた富永氏の「スーパーマップ」を手に、カルカッタ、ベナレス、ポカラ、カトマンドゥと歩いていました。

当初は旅行情報満載の月刊でしたが、今日では年2回の発行、テーマをジックリ深く掘り下げる記事を中心に、読ませる雑誌として販売されています。
その記事も、他の雑誌では取り上げる事がないような、エリアや国についての事が多くのですが、文化的好奇心をくすぐる内容が多く、とても充実した雑誌です。

そんな雑誌に、ドイツの記事、それもビールの記事・・・。
掲載をご決断くださいました編集長様に感謝いたします。
12月1日発売です。アマゾンで予約できるようなので、是非お買い求めください。

旅行人のサイトでは、立読もできます


なお残念な事に、旅行人はこの号を含めてあと3号での休刊が決まっています。
3号と言っても、年2回発行なのであと1年後です。

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バンベルクの巨大ケラー Wild Rose Keller==ドイツビール紀行2009(その30)==

>>前回の続き

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当ビール文化研究所で、何度も紹介しているのが「ケラー」です。
Keller(ケラー=貯蔵庫、地下室)という言葉が、フランケンを含むバイエルン地方ではそのまま「ビアガーデン」を指します。醸造所がそこで造ったビールを貯蔵するケラーの上に、ビアガーデンを造った事からその言語があります。

今回訪れたのはWild Rose Keller。
かつては醸造所のケラーだったのですが、今日では外部調達のビールで、ケラーの営業のみをしている所です。
場所的には、シュレンケルラを醸すBrauerei Heller、世界遺産を見下ろす絶景のSpezial KellerなどがあるStephansberg(シュテファンスベルク)の上、Spezialの裏手になります。

このケラーの特徴は、地元率が高い事です。
裏手のSpezial Kellerは、その景観が素晴らしいこともあり、観光客の比率が比較的高いのですが、ここは景観は皆無のためほとんど観光客はいません。

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看板には、
「5月から9月の天気が良い場合オープン」と書かれてます。(笑)
途中で天気が悪くなったら・・・・一応ホールがあるのでそこへ逃げこむのがベストです。
なお、平日は16時から、週末は15時からのオープンです。
↓へ続きます。

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2010年11月21日 (日)

農家のオジサンと醸造所のエコなお付き合い==ドイツビール紀行2009(その29)==

>>前回の続き

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やって来たオジサンは、オーナー氏と一言二言交わした後、大きなトラクターで荷車を押しながらやって来ました。
どうやら麦芽の滓をもらいに来たようです。

フランケンに限らず、田舎集落ではこの様な光景がよく見られます。
この滓は飼料や肥料として使われて、また食料となって市場に出回るのです。
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街外れのアルトビール==Frankenheim@Dusseldorf

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僕のビアライゼの起源はデュッセルドルフにあります。
時期としては、1997年。ドルトムントへ留学していた頃に、毎週新聞を読みにデュッセルドルフへと行っていた際、「ついでに」Zum Uerigeという老舗でアルトビールを一杯引っ掛けるようになりました。

近くには別の店も何軒かあったので、日替わりでそれも。

そうこうしているうちに、ちょっと離れた醸造所にも「わざわざ」行ったのがビアライゼの始まりです。
それがここFrankenheim(フランケンハイム)でした。

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メインサイト「ビール文化研究所」の関連ページ

Privatbrauerei Frankenheim
Wielandstraße 16
40211 Düsseldorf

 

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2010年11月20日 (土)

ど田舎にあるけど、1366年創業の老舗==ドイツビール紀行2009(その28)==

>>前回の続き

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テクテクと歩いてやって来たのはHerrnsdorf。
集落の真ん中にある教会の、やはり近くに醸造所はありました。
写真右の建物が食堂と宿屋であるガストハウス、左(奥)の建物がビールを作る醸造所です。
店内に270席、外のテラスに50席と、まぁ典型的な田舎のガストハウスの規模なんですが、店内の席数が多いのは、冠婚葬祭用の部屋を持っているからでしょう。
普段からそんなに多くの客が入る訳ではありません。

この醸造所の創業は、何と1366年。鎌倉幕府が倒れて、南北朝時代の喧騒の頃です。
その頃から、こんな田舎街でビールを醸し続けているなんて、何だか凄い話です。
↓へ続きます。

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2010年11月13日 (土)

Herrnsdorfへの散歩道==ドイツビール紀行2009(その27)==

>>前回の続き

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SambachからHerrnsdorfへ徒歩で移動します。
距離的には数キロなので、本数の少ないバスを待つよりも、この方が余程時間を効率に使えるし、また気持ちも良いです。

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2010年11月 6日 (土)

小さな集落Sambach方面へのバス旅==ドイツビール紀行2009(その26)==

>>前回の続き

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朝食後、11時過ぎにBamberg中央駅を出発する8227番バスを市内で捕まえ、郊外へと向かいます。
本日の目的は、Sambachと言う集落へまずバスでアクセスし、そこにある醸造所Brauerei Hennemannを訪問、次にそこから3キロほど離れた集落Frensdorfまで徒歩で移動し、老舗の醸造所Brauerei Barnikelを訪問。
更に夕方には、市内の丘にあるWild Rose KellerとSpezial Kellerで友人達と合流して飲む予定です。

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バンベルクからのバスは、若干ルートが違うかもしれませんが、まぁこんな感じで郊外へ郊外へと進んでいきます。
周辺はほとんど丘の畑と田舎町。何もありません。

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降車したのは、Sambach Kirche(ザンバッハ教会)と言うバス停で、その名の通り教会の前にあります。そして、目的の醸造所も教会の前にあります。

田舎集落では、この様に教会と醸造所が隣接している場合が多いのです。


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