ホップの名産地Spalt==ドイツビール紀行２００８夏編（その１１）==

＞＞前回の続き

主にロマンチック街道の村々を巡るのが、今回の旅の主旨ですが、ここからロマンチック街道を外れてある街を目指します。
その街の名はSpalt（シュパルト）。この名前でピンと来る人は居ないと思いますが、ホップの名産地の一つです。
Spaltで栽培されているのは、街の名前を関したSpalter-Spaltというホップ。そのホップ畑と、１７世紀に建てられたホップの乾燥小屋を見たかったのです。

この乾燥小屋に関しては、１０年ほど前にドイツで買ったフランケン地方に関する本の表紙になっていました。ずっと長い間、これを見たいと思っていたのですが、どこにあるのかもわからない状態だったのです。
しかし、ここ何年かフランケン地方に通っている間に知り合ったビール愛好家達に聞いたら、それがSpaltにある事が判明。今回のドライブでやっと実現にこぎ着けました。

何しろ交通機関が何も無いところなので、車で行くしか方法がありません。

地図を見ても分かるように、大きく迂回することになるので、ちょっと躊躇したのですが、皆が、「せっかくだから行こう！」と後押ししてくれるので、お言葉に甘えて迂回させてもらいます。

途中、人に道を聞きながら辿り着いたSpaltは人口５０００人ほどの都市。
フランケン地方の南、「フランケンの湖水地方」と呼ばれるエリアであることから分かるように、周辺には湖が多く点在しています。

教会近くにあった駐車場に車を停めて、ちょっと街を歩きます。
こぢんまりとした街並は、決して歴史的な建物が並んでいる訳ではないのですが、その様相は中世のままなのでしょう。

次回へ続く＞＞

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