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2008年2月20日 (水)

ソーセージの探求=チューリンガー編=

Oct_wuerst02

ドイツソーセージの基本中の基本。
どこの街に行って、どこのソーセージ屋へ行ってもほぼ存在するソーセージの王様である。
チューリンガーとはチューリンゲン(テューリンゲン)地方の事。Erfurt(エアフルト)やJena(イエナ)などを中心とした旧東ドイツ、ドイツのほぼ中心に位置する地方である。僕が毎年の様に訪れているフランケン地方(バイエルン州)の直ぐ北側にあるが、列車で通過しただけで立ち寄ったことは無い。

この地域のソーセージがなぜここまで普及したのかは不明だが、当研究所としては、15世紀にその製法が確立されていたことと、ドイツの「ど真ん中」という地理的な環境が原因だろうと仮説を立てている。

Wuerst_gel

Rostbratwuerst(ローストブラートヴルスト)とはグリルで焼かれたソーセージの事だが、普通このソーセージはチューリンガーであることが多い。そしてこれらは基本的に、パンに挟んで食べる。
人が集まるところには、必ずグリルで焼くソーセージ屋が出現し、真空パックかもしれないが、普通に美味しいソーセージに有り付けるのが嬉しい。

Westfalen03_4 写真はサッカー場のソーセージ売り場。片手で食べられるソーセージは、サッカー観戦には欠かせない。

焼いても焼いても次から次へと売れていくが、もちろん試合が始まれば誰も買わなくなるので、店員さん達はその調整に注意が必要。そしてハーフタイムになると、また客がドッとやって来る。

なお、もう片方の手には、プラスティック製ではあるがビールジョッキを持つのが一般的である。

Bratwuerst_2

店で食べると、これとは違ってちょっと洒落ている。もちろん、しっかりと皿に盛られ、付け合わせももちろん付いている。
一番多いの付け合わせは「ザウアークラウト」。他にもマッシュポテトやフレンチフライ(フライドポテト)と言ったレパートリーもあるが、これらは臨機応変な店が多く、ドイツ人の客が注文しているのをよく聞いていると、あれこれと注文を付けている。
魚を食べる時に、日本人がイロイロと調理方法を指定するのと、似た感じかな。

もっとも、ドイツで我々がいちいち細かいところまで注文を付けるのは、ちょっと無理だろうけど。

ソーセージが食べたくなったら、ビール文化研究所購買部へ>>


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