ビアガーデンでバイエルンの超定番を飲む!!==ドイツビール紀行2007(その16)==
店内でオジサン達と話をしながらビールを飲んでいると、若旦那が「4時からケラーが開くよ」と言いながら、看板を店の前に出しました。
チョークで書かれた太陽と、「Keller groeffnet(ケラー開いています)」の文字ですが、「ab uhr(●時から)」の所が消えかかっています。
平日は4時頃から、そして週末は昼から開けるそうです。
「ケラーは良いぞ!是非行け!これでビールを飲め!!」
先ほどまで戦争の話をしていたオジイサンは、なぜか僕に10ユーロを渡します。
「良いんだ、良いんだ。これでビールを飲めよ!」
断ってもオジイサンは手を引っ込めないので、周りの人達も
「いいよ。もらっておけよ!」と笑っています。
そう、もらっておけばいいのさ!>>blogランキングへ
「ケラー」はこのブログでもメインサイト「ビール文化研究所」でも何度も登場しています。
山の斜面に横穴を掘り、貯蔵庫としていたのですが、そこに客を呼ぶようになって、「ビアガーデン」として営業をしている場所です。
この醸造所のケラーは、裏山にありました。
入口までは店のドアから約100m。木立に囲まれた静かなビアガーデンです。
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ビールは基本的にセルフサービスで、カウンターにはドカンと木樽が置かれています。
それぞれに中身が書かれていますが、これがまた曲者。
この店の「Lager」とは「明るい」という意味を持つ「Helles(ヘレス)」の事です。色から日本の一般的なビールである「ピルスナー」と混同されがちですが、ヘレスは「バイエルンの誇り」とも言うべきビールです。
また、「Dunkel」はフランケン地方をはじめとしたバイエルン州ではお馴染みの褐色ビール。
で、このDunkelもLagerの一種なんですね。
よって、この店ではLagerがHellesなんですが、店によってはLagerがDunkelを指している場合もあるんです。
結構いい加減なんだな>>blogランキングへ
そんな事を考えていると、後ろから声が
「おい、つまらん事考えないで、さっさとビールを飲め!」
はい、その通り。Lagerを注文し、カウンター前にたむろしているオジサン達と乾杯!!
よく見ると、さっき店にいた人が何人もいるではないか!
この日はまだ開店したばかりなので、客はまばら。
オジサン達と少し話しをした後、ちょっと敷地内を散策します。
丘の上には子供の遊び場もあり、家族総出で楽しめる場所になっているのがわかります。
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