「祭りビール」という不思議なビールの実態==ドイツビール紀行2007(その10)==
さて、ビールを注文する。
普通はビアガーデンともなればビールはセルフサービスなんだが、この日は祭りということもあり、店側も人出を揃えている様子。
ビールは「Kirchweih-Bier」と呼ばれていました。
0.5L/2ユーロ。1L/3.8ユーロと普通に比べて高いようです。
ミュンヘンあたりだと、1Lでもっとすると思うのですが、フランケンのビールは基本的に安いので割高感があります。
ビールはいわゆる「デュンケル」であるが、これはなぜでしょう??
<以下は周辺にいる人から聞いた話。本当かどうかは不明です>
普通のビールよりも高いのは、この費用の中に「テントの設置」やら「ブラスバンド」やら「臨時に雇った店員」の費用が含まれているというのです。
客の側も「楽しい場所と時間を提供してくれてありがとう」という意味を込めて、普段より少しだけ高いビールを喜んで飲んでいるようです。
客と店とが協働で集落の祭りを実施している感じで、とても良いシステムだと思いました。
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ステージでは、ブラスバンドに合わせて3人の歌手が交代で歌っていました。
レンズを構えていると、休憩中の歌手が「ここで撮れ」と手招きしています。
歌われているのは「Schlager(シュラーガー)」と呼ばれている演歌の様な歌謡曲。
60年代から80年代くらいに流行った音楽が主流で、サビの部分では会場が大合唱になります。
このシュラーガーというカテゴリーの定義は難しいのですが、僕は人に説明するときに
「『北酒場』って演歌を家であえて聞くことも無いけど何故か歌えますね?シュラーガーってのはそういう歌です」
と訳のわからん事を言っています。(爆)
ブラスバンドは老若男女入り混じっています。地域の楽団みたいなものでしょう。
こんな田舎街でも年齢を問わず音楽をずっと楽しんでいける環境が整っているのは、さすが音楽大国ドイツ。
そうでした。バンベルクも近くにあるバイロイトも音楽の街として有名ですね。
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