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2007年9月27日 (木)

「小さな樽」と小人の蔵 Brauerei Faessla@Bamberg

Faessla_2

「小さな樽」という意味を持つ醸造所。このFaesslaがあるOber Koenig Strasseは僕が勝手に「醸造所銀座」と呼んでいる通りです。
Faessla_draussen今ではここBrauerei Faesslaとその向かいにあるBrauerei Spezialの2軒しか残っていませんが、かつてはこの通りに10数軒もの醸造所が軒を並べていました。
醸造所ばかりが並んでいたと聞くと、何だか不思議な光景ですが、同じ通りに軒を並べるレストランが、それぞれで自家製ビールを造っていた、考えればそれほど不思議な事ではありません。
充分な材料と、それを扱う職人が豊富にいたこの街では、当然のことだったのかもしれません。

Faessla_fass

Faesslaの創業は1649年。その老舗の貫禄を充分に保っている建物には、重厚な木の扉が付いています。

ここから店内に入り、まず現れるのはトンネルの様な細長い空間です。
今ではテーブルが置かれ、ビールを軽く引っかけるための客が昼間から呑気にグビグビと飲んでいますが、かつては馬車が出入りしていた空間です。
ここでビールを飲む場合、基本的にはセルフサービスらしく、店内と繋がっているカウンターで店員を呼び、ビールを受け取ります。

Faessla001

店内で夕食を食べていた時に、隣のテーブルでビールをじっくりと飲んでいる男性と目が合いました。
まぁ、何かの拍子に「プロージット(乾杯)!」となったのですが、ビールの本などを読んでいます。普通の客ではなく、ビール好きの客であることに間違いないはないでしょう。

後日、近くの町のビアガーデンを訪れた際の帰り道に、ニコニコと手を振ってくる男性がいました。
最初は「??」と思っていましたが、しばらく考えた後に、この男性であることが解りました。
やはり、ビールを飲みにフランケンをフラフラしているそうです。最も、僕と違いミュンヘンに住んでいるというので、その頻度も多いそうですが。

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Bam_map01_2 Brauerei Faessla
Obere König str 19-21
96052 Bamberg

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2007年9月19日 (水)

「祭りビール」という不思議なビールの実態==ドイツビール紀行2007(その10)==

前回の続き>>

002lohndorf_kirchweih01

続いてやって来たのは、隣の集落のLohndorf。
ここでも教会の祭りをやっていたので、自転車を貸してくれる約束をしている友人Rudiと合流して、一家共々足を運びます。
と言っても一度彼の家まで行っているので、隣の集落なんだけど2時間くらい経っています。

醸造所に着く頃は夕方になっており、かなりの人がビアガーデンには集まっていました。
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2007年9月15日 (土)

裏山のビアガーデンにリベンジ訪問==ドイツビール紀行2007(その9)==

前回から続く>>

Tiefenellern_kirchweih

ここTiefenellenはGeisfeldから15分ほどクルマで走った所にある小さな集落。
地元の教会の祭り「Kirchweih」が開かれているというので、クラウス夫妻と共に行ってみました。
実は、ここも何年前に訪れたことがありますが、雨天だったため、美しいビアガーデンが開いていなかったのです。良い機会なので、そこに立ち寄りたいと思っていたのでした。
その時のレポ>>

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2007年9月12日 (水)

ビールを飲みながら、延々と拡がる丘を眺める==ドイツビール紀行2007(その8)==

前回の続き>>
002geisfeld_teller バンベルクの北東数キロの所にある「Geisfeld」の集落でも教会の祭り「Kirchweih」が行われているとの情報をキャッチ(?)したので行ってみます。
クラウス夫妻は夕方にはここを経ってバンベルクに戻るということなので、市内散策の方が良いんじゃないか、とも思いましたが。

「バンベルク市内は遠いけど、いつでも来れる。所長と一緒じゃないと小さな集落を回ることはないから、良い機会だ」
と嬉しいことを行ってくれます。

誤情報なのか、祭りはやっていません。
しかし、ちょうどGeiskellerというビアガーデンがオープンしていたので、そちらに向かいます。

以前も訪れたことがある、とても美しいビアガーデンです。ビール紀行2006を参照>>

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2007年9月10日 (月)

昼下がりのビアガーデンは満席!==ドイツビール紀行2007(その7)==

前回の続き>>

Bam_glaufen002

シュレンケルラでラオホを一杯飲んだだけで、丘の上にある醸造所Greifenklauに足を運びます。町外れからやって来るクラウス夫妻にとって、こちらの方が都合が良いと言うことです。

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2007年9月 7日 (金)

本場のラオホビールで乾杯!==ドイツビール紀行2007(その6)==

>>前回の続き

Bam_landschaft001

まずはバンベルク大聖堂までやって来ました。
日曜の午前中ということもあり、何だかノンビリとした空気が流れていますが、大聖堂の荘厳さは不変です。
友人Rがここにお祈りに来ているというので、大聖堂の前で落ち合って近くにある「シュレンケルラ」に行きます。当ブログ内関連ページ>>

もちろん、目的はアレです。続きます>
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2007年9月 5日 (水)

バンベルクでまず一杯!==ドイツビール紀行2007(その5)==

前回の続き>>

Faessla001

初日は午後9時半頃に到着したのですが、土曜日ということもあり宿の人も待ってくれてません。
「前のゲームセンターに鍵を預けてあるよ」

というメッセージを玄関に貼ってありました。(笑)
今回はバンベルクの同じ宿に一週間滞在します。投宿したのはホテルではなく、「Ferie Wohnung」と呼ばれる「民宿」。空き部屋や離れを旅行者に貸しているスタイルの宿です。
ホテルのカテゴリーは、ホテル>ガストホフ>ペンションと安くなっていますが、これらの宿は更に安いことが多いです。
そして、一番のメリットはキッチンが付いていること。有料で朝食も食べれますが、近くにパン屋もスーパーもあるので、コーヒーさえ沸かせればそれで充分です。
やはりケチか?>>ランキングへ

ちなみに、今回は7泊で240ユーロ(二人で)でした。
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2007年9月 3日 (月)

各駅停車からの夕陽==ドイツビール紀行2007(その4)==

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Ic

フランクフルト空港駅にやって来たのはICEではなく、IC。
中央駅経由のせいか、客はほとんどいません。
駅員はこれでニュルンベルクまで行き、そこから快速でバンベルクまで行くのが一番早い、と言うのですが、ヴュルツブルクで乗り換え、そこからバンベルクへ行くルートを選択します。
距離が短いので、その分安いんですね。(笑)
案外ケチなんだねぇ>ポチっ

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2007年9月 1日 (土)

空の玄関フランクフルトから==ドイツビール紀行2007(その3)==

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Fraport2

アシアナ航空はスターアライアンスに加盟しているため、フランクフルト空港では第1ターミナルに到着します。これは着くまでに気が付かなかった(笑)

到着後のメリットは、何と言っても鉄道駅に近いことです。
第2ターミナルに途着すると、そこから階段を上がってスカイトレインに載り、まず第1ターミナルに着いてから階段を降りる。さらに、階段を下がって道路を渡り、そこから更に駅までのエスカレータを登るという動きを強いられます。

これが第1ターミナルに到着することで、かなり楽に鉄道駅まで行くことになります。

特に、僕の場合は「毎回荷物が最後の方に出てくる」というお約束があるので、この時間の節約は大きいです。今まで、何回荷物が遅かったため、希望の列車に乗れなかったことか!

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