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2007年4月26日 (木)

ベルリンにある「富士山」?

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ベルリン>

Sonycentar

ひょんなことから泊まる羽目になったユースホステルの6人部屋には、あちこちから来た日本人学生が4人泊まっており、イロイロと話が始まりました。
国立大学には秋休みなるものがあるのですね。
僕が学生の時は、試験の次の日から旅に出ていましたが、彼等はみんな初めての海外旅行と言っています。
半年後には卒業で、聞けば皆一流企業への就職が決まっているそうです。

そんな彼等に有給を取りまくって連休を作り、9月後半にドイツへビールを飲みにやって来ている中小企業の不良サラリーマンはどの様に映ったのでしょうか?(笑)
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ちなみに、もうひとりは会社を辞めて自転車で旅行をしているAさんです。

Linden01_1

さて、そんな彼等が
「どこかに美味しいビールを飲める所はありませんかねぇ・・・」
と言うので連れてきたのがここ「Lindenbräu」です。

YHからは徒歩で20分ほど。川を渡りベルリン・フィルハーモニーを通り過ぎたあたりから見えるのが「ソニー・センター」です。

Linden02_1 これは日本のSONYが再開発を担当したPotzdamer PLZにある複合ビルで、ソニーが「メイド・イン・ジャパン」だからってことでしょが、グルリ中庭を囲んだビル群を覆うようにして富士山をモチーフした屋根が付いています。
センター内には多くの飲食店が軒を並べていますが、ガラス張りで店内に銅製の醸造設備が鎮座しているこの店は一際目立ちます。



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Linden03_3 ビールはヴァイスビアと南ドイツ伝統のデュンケル。どこか見覚えのあるコースターがあるかと思ったら、TraunsteinにあるHofbraeuのパイロット店でした。

店内で飲むビールは南ドイツ発祥の小麦ビール「ヴァイスビア」とドイツ伝統の「デュンケル」です。

彼等にとっては初めての味わいらしく、ある者は「これ、美味いっすね!!」、またある者は「この匂いは何ですか・・・?」と味わい方も様々なようで、見ているこちらも楽しくなってきました。

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Linden06 「ではこれを飲んでみよう」
と僕が次に注文したのは「ベルリーナ・ヴァイセ」です。乳酸発酵によって酸味のあるヴァイスビアにシロップを入れた緑の飲み物に、一同唖然としていました。

「人生は苦い、ビールのように」ではなく「甘いビールもあるのだ」と言うことを人生の先輩(?)として教えてあげました。(笑)



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2007年4月23日 (月)

真っ白な陶器ジョッキ

Geisfd_krug

4月の半ばくらいから、ドイツではビアガーデンが続々とオープンします。

ビアガーデンにはイロイロな種類があって、醸造所の裏庭を開放したり、昔貯蔵庫が置かれていた丘の周りにビアガーデンを作ったり、歩道に椅子を並べるだけだったりとその規模も様々です。

僕が通うフランケン地方の話。店内ではグラスで提供されるビールが、ガーデンでは陶器ジョッキという店が多いのです。
これは、その保冷性からだと思いますが、「ビアガーデンでビールを飲んでいるのだ」と実感できるので好きです。

飾りも何も無い、ただシンプルなビールジョッキ。
これがお土産屋さんではなかなか売っていなくて。。。。

(^_^;)

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2007年4月14日 (土)

正統派のビアホール?

レーベンブロイの続き
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Loewen_halle_1

■大物は、高い天井の下で育つという
レーベンブロイの店内は、正に「ビアホール!」と言った感じの雰囲気で、真ん中のステージに立つバンドがバイエルン民謡を始めとしたお馴染みの曲を演奏しています。

ここにしろホフブロイハウスにしろ、大きなビアホールには大部屋の他に壁で仕切られた小さな空間もあるのです。今回はその小さな方へ席を取ります。

Loewen_bier

■デジタルと銀塩、楽しければそれでいい

地元在住の写真家Mと一緒に来たのですが、彼はミュンヒェン出身なのにここへ来るのは初めてだと言います。
DunkelとHellesを注文し、僕が写真を撮っていると

「オレにも撮らせろ」

とMが言ってきました。
スタジオ写真がメインの彼は、何とデジタル初挑戦。僕のカメラを取り上げると、まずはそのダイアルに戸惑いつつ、何とかマニュアル操作で撮影開始。
プロだけあって立ち上がったり座ったり、あちこち動きながら撮るものだから、まわりのお客さんも「何だ何だ」と興味津々の様です。

しかし、何枚か撮った後にモニターで確認すると、ホワイトバランスが悪かったために画像が真っ青です。

「う〜ん、デジタルは難しい・・・」
とMはガッカリして、自分のライカを取り出しました。
「やっぱりこれだよ、これ」

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2007年4月11日 (水)

創業は1050年!ドイツにおける代表的な修道院醸造所へ

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Weltenburg04

日本にも輸入されているのですっかりお馴染みですが、レーゲンスブルグから20kmほどの所にあるヴェルテンブルグ修道院(Kloster Weltenburg)ではビールを醸造しています。

■現存する世界最古の醸造所!
(諸説ありますが)
Weltenburg_deck_2 

酒の修道院というとピンと来ない方もいるかもしれませんが、宗教と酒は意外と密接な関係があり、かつては日本の寺院でも酒の醸造がされていたようです。







Weltenburg_deck2_1

ドイツの修道院ではまず断食期間における修道士達の栄養源として、そして修道院を泊まり歩きながらの巡礼者へ出す飲み物としてビールを醸造していました。ペストなどの流行で生水の飲用が冒険となってしまった時代、煮沸することにより殺菌されるビールは、カロリー補給もできるとあって嗜好品としてではなく、食品として飲まれていたようです。




■レーゲンスブルグからドナウ川に沿ってツーリング

レーゲンスブルク郊外のキャンプ場にテントを張り(笑)、何日間か滞在していました。その時、フト思い立って自転車で日帰りツーリングに出かけたのが、ここWeltenburgでした。目的はもちろんビールです。

レーゲンスブルクからドナウ川に沿った自転車道をキコキコと進みます。そしてまず到着したのがKehlheim。ここでヴァイスビアの醸造元として知られるBrauerei Schneider(シュナイダー醸造所)に立ち寄った後、再びドナウ川沿いを自転車で漕いでいるいと、道はいつしか山道になりました。
それも凄い坂、さらに未舗装路です。

Weltenburg011

それでも道の脇には修道院への案内標識があるので、それに沿って進みます。
下り坂になったころ、林の向こうに修道院の建物が見えてきました。何だかホッとしつつも、早くビールが飲みたいという一心で、再び自転車に跨り坂を駆け下りました。

ビールは「バロックデュンケル」と言われる逸品です。
もちろんジョッキで出される「von Fass(樽出し)」なのです。そして何と注文を取りに来るオジサンが修道士なんですね。

Weltenburg03 世界的な観光地なので客は多国籍です。
帰りは彼等と一緒にKehlheimまでの船に乗りました。蛇行するドナウのカーブをひとつ越えるたびに、修道院の赤い屋根が見えなくなってきます。


旅情に浸るなか気が付いたのは、沿岸を走る自転車。あれ?僕が走ったのは山の中でしたが、何と平坦な自転車道が川沿いに続いているではありませんか!
どこでどう間違って、「遊歩道」へと進入してしまったのでしょう?

Re_keh_map

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さて、このビールは日本でも買えます。
興味のある方は、是非飲んでみてください。

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2007年4月 5日 (木)

あちこちにある「レーベンブロイ」・・・フランケン地方にある一軒。

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Loewen_butt

ミュンヒェンの「レーベンブロイ」が出たついでに他の「レーベンブロイ」を紹介しましょう。

同じ名前でも規模は全く違います。
ここを初めて訪れたのは、第一回ビアライゼ(1998年)のことなので、もう10年も前になります。この時はバンベルク>ニュルンベルク>レーゲンスブルグとクルマにテントを積んで巡っていました。
バンベルクからニュルンベルクの道中に立ち寄ったのが、この醸造所がある集落Buttenheimです。

Butt_map02_1

Butt_map01


この小さな集落には、2軒の醸造所があります。それどころかこの2軒はお隣さんであり、100年以上の間隣でビールを造っています。
こう書くと何だか凄い感じがしますが、日本の身近なケースに当てはめてみますと、手打ち蕎麦屋が2軒並んでいることと何の代わりもありません。

しかし、ビール好きからすれば、何とも嬉しい街です。
手軽に2軒の醸造所のビールが、それも直営店で飲めてしまうのですから。

Loewenbraeu_3

ミュンヒェンのレーベンブロイとは規模は全く違います。あちらは大きな「ビール工場」でしたが、こちらは本当に小さく「民宿」と言った感じの醸造所です。


Butt

Butt_map 雨男の名に恥じず(?)、この街を訪れた2回とも雨模様でした。
特に2回目は駅から自転車で街の中心へ向かっている途中、突然の雷雨に見舞われてスーパーに逃げ込んだほどです。

小雨になった時に移動し、この店のドアを叩きましたが、まだ営業時間前で入れませんでした。隣の店でビールを飲みながら雨の上がるのを待った思い出があります。

またまたマイナー路線ですみません。

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