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2007年2月28日 (水)

ドイツへ旅発つ為に、航空券を考える

Nagoya

ドイツに行くとなると、もちろん飛行機に乗ります。
本当ならばゆっくりとシベリア鉄道に乗ってでも行きたいのですが、そんな時間的な贅沢は許されないので・・・。

僕はいつも大韓航空を利用しています。
中部国際空港からソウルへ、そしてそこからフランクフルトへ・・・・。

「ヨーロッパに行くならやはり直行便で・・・」
などという場合もありますが、これは大都市圏の方のみがなせる技です。

地方空港から成田へ、そしてそこから日系なり独系の航空会社を使って飛ぶこと・・・・これって「直行」とは言いませんねぇ。
立派に国内を経由しています。
または、成田から旅立ったとしても、アムステルダムなりロンドンまで飛び、フランクフルト便へ乗り換え。
これも立派に欧州内で乗り換えしています。

セントレアからソウルは2時間弱のフライト。これって地方の方が成田までかかる時間とほとんど変わりません。
これらの街からソウルへのフライトがある場合、成田へ行くかソウルへ行くか、ただそれだけの差です。

航空券の値段というのは諸事情により価格が決定されます。
格安航空券についての講釈は、他に詳しいサイトがたくさんありますのでここでは触れませんが、日系よりも大韓航空を利用した方が、我々日本人にはかなり安いです。僕が旅をするGWや年末年始といったピークシーズンでは、下手をすると日系は倍の値がついています。

ただし、これは大韓航空が劣っているという意味ではありません。出発国と目的地国の航空会社が一番高く、経由をすればそれだけ安い。ただそれだけの事です。よって韓国からヨーロッパへ発とうとする方々は、ソウルからフランクフルトへダイレクトに飛ぶ大韓航空よりも、「かなり安い」成田経由の日本航空を利用したりしています。
僕も一時期、ソウルで航空券を買っていた時期がありましたが、「一番安いヤツ・・・」と注文すると日系から順番に紹介されました。

なお、最近はアシアナ航空がかなり安くて時間帯が良い、ということに気が付きました。これからは、そちらにシフトしていきそうです。

最近は、ネットでの格安航空券販売が盛んになってきました。
以下、いろいろな会社を貼っておきますので、「ドイツ行」をお考えの方は参考にしてください。


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2007年2月21日 (水)

ベンツの街でまず一杯!〜Dinkelacker Schwaben@Stuttgart

Dinkel_de

街を見下ろす丘の上にあるユースホステルのドミトリーで同室のフランス人は、この街はヨーロッパ中のどの都市よりもベンツの中古車が安いと言っていました。
彼はここで中古車を買い、フランス本国または海を越えてアフリカ大陸まで走っていく、その車を売るという事を生業にしているとのことで、月に何回かはこの街に来るらしいです。世の中イロイロな商売がありますね。
しかし、ドイツに何しに来たのかと言えば「ビールを飲みに来た」としか答えようがない僕を、彼は好奇な目で見て、変な奴だ、と笑っていました。

St_acker

中心市街地を抜け、小さな丘の坂を下りて数分歩いた所にあるこの醸造所Dinkelacker Schwabenbraeuは、シュツッツガルトでは一番大きな規模で、今日では合併の末に数種類のブランドを持つ醸造所です。

大手醸造所には珍しくレストランが付属していたのでドアを開けてみました。平日の昼食時なので、近所の老人グループが奥のテーブルでビールを飲みながら談笑のみで空席が目立ちます。

Dinkel_acker_bier ビールはピルスなんですが、市内あちこちの酒場やレストランに卸している物とは別に、この店に限っては「Keller Pils」と言う物が飲めました。
これは一見ヴァイスビアにも見えますが、ノンフィルターの「ピルスナー」です。少し酵母の舌触りと香りがしますが、やはりこのホップ感はピルスナーその物です。





St_acker_spargel 食事はその辺のケバブ屋で済ますつもりでしたが「本日のメニュー」が安かったので注文します。白アスパラのサラダにパテを挟み込んだチキンです。
若い東洋人がひとりでビールを飲んでいるのは目立つらしく、どの店でも(特に田舎町)一斉に注目を浴びます。店員と話しをしている僕がドイツ語を喋れるとわかると、老人のひとりが話かけてきました。
質問はいつも同じようなものだ。
「どこから来た?おおヤーパン(JAPAN)か」
「何しに来た?ん?ビールを飲みに??」
ここで一呼吸置いて「ビール紀行家」の名刺を出します。
老人は大声でみんなに僕を説明し、なぜか
「Prost!(乾杯)」

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もうひとつのブログ「ドイツビール紀行家 旅の手帖」もよろしく>>

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2007年2月18日 (日)

もうひとつのHofbräuhaus〜南ドイツのTraunstein〜

Hbdeckeln1

Traunsteinと言いますと「?」という方が多いと思いますが、僕も知りませんでした。(笑)
2002年のビアライゼの際、どこへ行こうかなと醸造所情報を眺めていたら目に付いた街です。
なぜ目に付いたかと言うと、日本ではほぼ無名な街なのに、なんと醸造所情報が4軒分もあるんです。(当時)

で、行ってみました。

Tr_kirch_1 ミュンヒェン在住のHさん宅に居候になっており、そのHさんと一緒にオーストリア国境方面を目指しました。ザルツブルク行きRE(快速列車)に乗って一時間ほどの距離です。







Hb2

この街にもHofbräuhaus(ホフブロイハウス)があります。それも1612年創業の老舗です。
ホフブロイハウスというとミュンヒェンのそれが有名ですが、かつての王宮醸造所の事なので、ミュンヒェンとは関係なくても結構あちこちにある名前です。

実はこの店、結構その道では有名な醸造所なんです。
ドイツ各地には支店(?)があり、醸造設備をグルリと取り囲むように客席が配置され、ヴァイスビアを楽しむ空間を提供しているのです。

Hbbiers 規模的にはミュンヒェン市内にある各醸造所とは比べモノにならない大きさですが、田舎街らしく醸造所が「街のパーツ」として風景を成しています。

さてビールを飲もうと思ったら、店が開いていません。貼り紙がしてあり、近くにある「Sternbräu」で飲んでくれ、と書いてあるではありませんか。
Sternbräuも僕の訪問リストに載っていた店ですが、HBを出すということは、買収されてしまった、ということかな?

ビールが飲めたのは嬉しいですが、ビール都市でまたひとつ小さな醸造所が消えた事を知ったのでした。


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2007年2月14日 (水)

燻製ビールの有名店@Bamberg

Heller

ラオホビールの産地としてビール好きの間では有名な街Bamberg。
実際にこの街に行ってみると気が付くのですが、ラオホビールそのものを造っている醸造所ってのは旧市内には2軒しかないのですね。
しかし、その周囲に拡がる小さな集落では、今でもたくさんの醸造所がラオホビールを造っています。

Schlenkerla01_1 数多くあるラオホビールの醸造所のうち、一番有名で日本にも多く輸入されているのが「シュレンケルラ」こと「Acht Schlenkerla Rauchbier」です。
旧市街の真ん中、新市街からは運河にかかる旧市庁舎をくぐり抜け、黒光りしている石畳の上を、時々反対方向からやって来る車に文句を言いながら歩いていくと、その店はあります。
橋の方から歩いてくると、向こうの丘の上に大聖堂なんかが見えたりして、このシチュエーションがポイント高いです。

Bam_heller001_1

ただし、ここは店であって醸造所ではありません。
醸造所は少し離れた所にあるのが、このビールの醸造元「Heller Bräu」です。
ちなみに、この醸造所でビールは飲めません。あくまで、ここは醸造所です。
よって、飲むためにはさきほどの「シュレンケルラ」に行くか、卸しているパブや
レストランに行くことになります。

なお、すぐ裏手にある丘には、市内にあるラオホを造るもう一軒の醸造所「Brauerei Spezial」のビアガーデン(ケラー)があります。

Dsc_1343_1 「シュレンケルラ」は店内の雰囲気も抜群です。
入って直ぐの所に、個人的には「玄関ホール」と呼んでいる空間があり、テーブルが幾つか並んでいます。で、ビール販売用の窓が開いていますので、ここでビールを注文し、キャッシュ・オン・デリバリーで買います。


Dsc_1346 玄関ホールはよほど時間を外さない限り、かなりの割合で混み合っていますので、そういう時は立ち飲みテーブルに留まるか、外へ出るか、です。

外・・・歩道に立って外壁に寄りかかるだけですが。
__
バンベルク周辺は僕がよく行くエリアです。
今のところ、この周辺だけで数十軒回りました。でも400軒ほどあるのでゴールは見えません
(T_T)
メインサイト「ビール文化研究所」の関連ページ

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2007年2月 7日 (水)

洗濯工場が醸造所?~BIS@Berlin

Bis_1

ベルリン・シュパンダウと聞いて、ボクサーエンジンやら、青白プロペラのエンブレムやらが頭に浮かぶ人はかなりマニアックですね。BMW-Motorrad(BMWの二輪車部門)の工場があるところです。

シュパンダウは現在はベルリンの一部になっておりますが、かつては独立した町であったようで、近代的な商店街を通り過ぎると広場やら教会やらが出現します。
Spandau02_1 SバーンのSpandau駅から徒歩でゆっくり15分ほど歩き、小川(?)を渡ったにある煉瓦の建物がBIS(Brauhaus in Spandau)です。
建物は結構古そうですが、醸造所の創業としては1994年と結構新しいです。ここの建物、実は軍の大洗濯場として使われていたと言うことですが、冷戦終結により駐屯米軍の大幅な削減等もあり不要になったのでしょう、これを買い取り「Brauerei Gasthaus」(醸造所付きのホテル)としてオープンしたのです。
Spandau03 1990年頃からオープンした醸造所の特長としては、白濁したビールが多く醸造されています。この醸造所もその事例に反さず、メインのビールはノンフィルターのヘレス、デュンケルでした。
Spandau04 中央に置かれ設備でビールが生産されます。しかし、客を入れる時間帯には醸造はしていないようです。もし稼働させたら、凄い熱気が発生しますので堪りません。(笑)
二階席はその設備をグルリと囲むような吹き抜けの席になっています。
美味しいビールを、それを造った設備を見ながら飲むんですね。あぁ幸せそう。
ヒマそうにしていた店員のお兄さんが
「ベルリーナ・ヴァイセも飲めよ!」
と薦めてきます。
Spandau05 乳酸発酵のちょっと酸っぱいビールである「ベルリーナ・ヴァイセ」は、木イチゴやクルマバソウといった甘いシロップをビールで割り、ストローでチュウチュウと飲みます。
ここのビールではなく、「ベルリーナ・キンドル」製のヴァイスに、木イチゴシロップを入れた物が出てきました。
この兄さん、個人的にもベルリーナー・ヴァイスが好きらしく、自分の分も造っていました(笑)

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2007年2月 5日 (月)

大工場は通りの名前に~HOLSTEN@Hamburg

Holsten00

元々ハンブルクはビール王国で、HOLSTENという世界的に有名なブランドがありま
す。
ハンブルクの他、ブレーメンやドルトムントといったかつてのハンザ都市は、その販
路を確保していたせいか、輸出により成長したビールメーカーが多いです。

Holsten

HOLSTENはその名も「HOLSTEN Str」にありますので簡単に見つかります。
この日は他の醸造所を探していたせいもあり、延々と歩いてやって来ました。

何と言っても大メーカーです。当たり前ですが、巨大な工場とオフィスが建ってお
り、中に入ると制服を着たお姉さんが笑顔で迎えてくれます。

醸造所見学、というより工場見学は団体のみだといいますが、アメリカ人団体の予約
があり、かつ人数的にも余裕があるので、良かったらいかが?
といお姉さんは言ってくれました。ただし、スタートまで30分ほど待ってくださ
い、付け加え・・・。

む~、と迷ったあげく出した結論は「ヤメ」。
(実はこの後にちょっと約束があったのです)

Holstenbier

ちなみにビールは町中で飲むことが出来ます。
醸造所で飲むことにこだわりを持っている僕ですが、ここまでデカイ醸造所ならば近くで飲んでも同じでしょう。と割り切ることにしています。

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2007年2月 2日 (金)

特急の停まらない駅前にて〜Pott's@Oelde〜

Potts

ちょっとメジャー系が続いていますので、マイナー系を一軒。

友人のひとりがGutherslohという街に実家があり、そこの集落の祭りを見に行くことになりました。
祭りと言っても特別に何かする訳ではありませんが、地元民にとってはあちこちに散らばった家族や友人が一同に集まる行事なので、彼も随分と楽しみにしているようでした。

待ち合わせはOelde。古い駅舎に駅員の姿が見えません。
快速列車の停まる駅であっても旅客対応の駅員を置かない場合もあるのか、ルール地方にはガランとした雰囲気の駅が多いです。
ここはドルトムントから快速で1時間弱の所にある小さな小さな街で、駅前に一軒のPott's Brauereiという1769年創業の醸造所があります。この醸造所のビールは、ルール地方では結構メジャーなビールでほとんどの酒屋で「330mlキャップ付き」という特徴のある瓶ビールを取り扱っています。

僕のルームメイトでもあったトーマスが好きなビールのひとつで、何度か飲んだことがあります。

Hoelde_1 醸造所は商店街の入口のような敷地に建っています。
規模的には、僕が最近のライフワークで巡っているフランケン地方(バイエルン州北部)の田舎町にある醸造所とほとんど変わりませんが、商業的なルール地方らしく「ここが醸造所である」と言うことを誇示しています。
壁面には「ビールが出来るまで」が描かれており、その横のガラス越しに醸造設備を眺めることができます。

併設パブは時間が早すぎて入れず・・・・と思ったら郊外にデカイ工場を建てたようでした。

(1998・古い話で申し訳ないっす)

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