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2007年1月19日 (金)

繊維ギルドの館で飲むビール〜Nuernberg〜

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ニュルンベルクは、毎年通っているバイエルン州北部のフランケン地方における「首都」です。
ナチの発祥の街、そして戦後のニュルンベルク裁判。または戦争復興で中世の街並みを復元した街として有名で、日本人観光客も多く訪れています。
歴史的に栄えた街には、なにかしら主要な産業があるものですが、ここニュルンベルクの場合、そのうちのひとつが繊維の交易でありました。

Barfaesse_hof_2 力のある産業のギルドは資金的にも力を持つことになり、経済力を象徴的するような建物を持つに至りますが、Brauhaus Barfüßerの建物は、まさにその繊維ギルドの建物を利用したものです。

旧市街の中でも近代的なデパートなどが建ち並ぶエリアにありますが、その歴史的な景観を持つ建物は目を引き、また中央駅から城に向かって歩く線上にあるため観光客も入りやすい立地条件です。
この醸造所を訪れたのは2004年の秋の事です。何度か乗り換えで利用したことがあるニュルンベルク中央駅から外へ出ると、やはり雨が降ってきました。傘を買おうか買わまいか悩みながら歩調を早め何とか醸造所の地下室へ逃げ込んだ記憶があります。なぜか、この街を訪れるたびに雨が降っています。

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店内には観光客も多く、こんもりと盛られた典型的なドイツ料理と格闘している先客達を眺めながらカウンター席に座ります。店内に鎮座している煮沸釜の周りは柵で囲まれカウンター席になっており、軽くビールを飲むだけのスペースになっていますが、当然稼働中は暑くて座れません。
僕が来たときには既に煮沸作業は終わっており、ただのオブジェと化していました。
注文を取りに来たオバチャンは、無愛想に注文を取り無愛想にビールを運んできのですが、その際ビールだけでなく醸造所のパンフレットを持ってきてポンとテーブルに置き、ちょっとだけ微笑んで厨房内に消えていきました。

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コメント

なるほど…15Cから16Cにまたいで立てられたころは、穀物を扱ってたのですね。カルテ(メニュー)をみたら確かに、結構な量です。メニュー(定食)の一番安いのが、600円くらいですか…。さすがにおすすめのビュッフェは好い値段してますが…二の腕の太いおばちゃんがやっぱりサーブするんでしょうか?(笑

投稿: GOTO | 2007年1月20日 (土) 22時52分

二の腕が太いオバチャンは、ミュンヒェン市内には多いですが・・・・。
普通のオバチャンや若いネェチャンのウエイトレスってのが多いです。

投稿: 小林麦酒 | 2007年1月21日 (日) 23時27分

こんにちは、リンク貼らせていただきましたのでご挨拶。

ニュルンベルクのバーフューザーは2000年に、ノイウルムのバーフューザーは、去年併設のホテルに泊まりつつ、しっかり呑まさせていただきました。

投稿: HIDAMARI | 2009年8月18日 (火) 21時55分

HIDAMARIさん>
リンクありがとうございます。

ノイウルムにもこの店はあるんですか?
残念ながらそちらには行った事がありません。

投稿: 小林麦酒 | 2009年8月23日 (日) 10時58分

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