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2007年1月30日 (火)

ビール嫌いな友人(?)と飲むビール@Hannover

Ham_uni大学街Hannoverには、縁あって数回訪れました。留学生として僕の卒業した(日本の)大学に来ていた学生が、この大学で助手をしていたのです。

この街にある大 学は、広大な敷地を持っているのですが、校舎は近代的なビルで、屋上には大きく「Universitaet(大学)」と書かれています。もちろん、その周辺には校舎が幾つもありますけど。

Ersts01_2 ドルトムント時代の友人ゾンニャがこの街に住んでいるので、旅のついでに立ち寄り、市内の醸造所Ernst Augstへ一緒に行きました。

ドイツには珍しく、中央駅の地下がそのまま商店街のように市内へ続いており、この店はそんな繁華街のすぐ近くにあります。

勇者の名を冠した醸造所名でありますが、店内あちこちに風船が飾られており、何となく安っぽい感じがするのは僕だけでしょうか?。


Ha_augsta02 ビールは一瞬「ヒューガルテンか??」と思ってしまう香りと泡、そして色。

ドイツ人のくせにビール嫌いのゾンニャも、聞くところ、この店のビールならば飲める、ということで何回か来たことがあるということです。

そのビール嫌いのドイツ人は、この店でこのビールを3杯飲みました。

ビールは嫌いだと言いつつも、ヴァイツェンは好きらしく、家の冷蔵庫には何種類ものヴァイツェンが入っていて、僕からすれば立派なヴァイツェンマニアです。

もちろん飲むときは必ずヴァイツェン専用グラスに注ぎ、美しい泡を立ててから飲んでいるようです。

ビール嫌いのくせにここまでやるとは、さすがビール王国の国民!

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2007年1月26日 (金)

運河沿いで飲むビール〜Hamburg〜

Joh_albrecht

見事なバロック建築の市庁舎から徒歩5分。ハンブルクの目抜き通りであるBreichenの近く、運河を渡る渡るAdolphs橋のたもとにあるのがBrauhaus Joh.Albrechtです。
レーバー・バーンも賑やかな通りらしいですが、あの通りが華やかになるのは暗くなってからの話。(笑)

J_abrecht_haus_1

このお店、ドイツには珍しい実はチェーン店の醸造所で、醸造機器の販売やコンサルティングの会社が出資しているようです。僕はここの他にデュッセルドルフ、レーゲンスブルクの店にも行ったことがあります。(久しぶりにWEBサイトを見たら、レーゲンスルスブルクは閉店しているようです。)

基本的にはどの店舗でも飲めるビールは同じで、濁りのあるピルスナーやヴァイスビアが楽しめます。

J_abrecht_innen_1 平日の昼間、そこで飲んだくれている客がいないのが田舎の醸造所と決定的に違うところです。奥ではなんだかハイソな感じのする老人達が会合しているようで、時々拍手が起きています。

もちろん、各人の前にはビールグラスがあるのですが、昼間からカードゲームに興じて起こる歓声とは違った響きです。

J_abrechtbier_1 運河を眺めながらビールを飲むのですが、残念なことにその水があまり美しくありません。都市部を流れる小川ではなく、海から流れ込んできている水路、といった色をしています。
___
Brauhaus "Joh. Albrecht"
Adolphsbruecke 7
20457 Hamburg


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2007年1月24日 (水)

数百年の歴史を感じつつビールを楽しむ〜Altstadthof@ニュルンベルク〜

もう一軒ニュルンベルクの話題を・・。

Althof_1

ポリポリ・・・・。
テーブルの上の麦を口の中に入れる手が止まりません。
ニュルンベルク中央駅から広場を通り城へ登ってきました。緩やかな坂はだんだんと急になり、その上にある城からの眺めは最高で、市民により復興された旧市街の街並みを見下ろす展望台での時間を楽しみました。

Althof02城の前には、フランケン全域を販売網とする近くの街の醸造所が経営するレストランもありましたが、そこを通り越してやって来たのが坂の途中にあるHausbrauerei Altstadthofです。その佇まいから、かなりの老舗と思いきや、創業は1983年とかなり新しくドイツにおける新興勢力的な醸造所の一軒に数えられるでしょう。
これはラインナップされたビールからも解ります。他の地域にある新しい醸造所と同様、ビールはノンフィルター系で酵母の濁りが入っています。
ただし、醸造所の歴史は新しくても、この建物自体のルーツは1386年とかなり古く、様々な所有者のもとで様々な使われ方をして今日に至っています。

この醸造所を一番最初に訪れたのは、1998年6月です。親友のクラウスと一緒に、バンベルク、ニュルンベルク、レーゲンスブルクとテントを郊外のキャンプ場に張りながら初めてのビアライゼをした時に立ち寄ったのでした。もう9年も前なのかと回想している僕自身驚いています。ちなみに、その後2004年に再訪問を果たしています。

Althof_bier_2 ニュルンベルクのビールというと、やはりTucherが一番有名ですが、こうした小さな醸造所が旧市街で新鮮なビールを楽しませてくれるのは嬉しい限りです。小さいながらも裏庭はビアガーデンとして利用されているようで、天気の良い日には、すし詰め状態になりながらもビアガーデンでビールを楽しもうとする人が多いのは察しがつきます。(それほど狭い)

注文したビール(デュンケル)と一緒に小さな皿が運ばれてきました。中には焦げた麦芽が入っています。
このようなサービスを受けたのは、デュッセルドルフ郊外にある小さな醸造所以外ありません。ちなみにそこもこの醸造所と同じほどの規模で、老舗と言うわけではありませんが、試行錯誤をしながらローカル色の無いビールを楽しませてくれた店です。
ポリポリと、ちょっと甘くてちょっと苦い麦芽を口の放り、ちょっと甘みのあるビールを飲むと、僕の味覚器官は正直な回答を出しました。
やはりビールは麦の酒ですね。

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2007年1月22日 (月)

古都でビールを逃す〜Lederer@ニュルンベルク〜

Lederer_1

ニュルンベルクの中心部から地下鉄にのって数駅、Baerenschanzeという駅に着きました。同じ駅で数人に中年男性のグループが降り立ち、やはり同じ階段を上っていきます。
街並みは旧市街のそれとは異なり、戦後に建てられた何の変哲もない数階建てのビルが並んでいます。ほとんどが集合住宅ですが、なかには一階部分にキオスクやクナイペが入っている建物もあり、ローカルな雰囲気を漂わせています。

Nu_lerder01_1

どこの街とも変わらない街角を曲がった所にBrauerei Ledereはありました。オフィスビルらしき近代的な建物の後ろには煙突が見え、さらにその横には日本の神社のように木々が生い茂った空間があります。これが直営のビアガーデンです。
先ほどの中年グループも同じ角を曲がったのですが、その時、そのうちの一人がこちらに気が付いたようで声を掛けてきました。
「なんだ、君もビールを飲みに行くのか?」
この街に長く住んでいる彼等は同級生だそうです。一番若く見える人と一番古く見える人の差は大きく、僕は最初信じられませんでした。そんな彼等が、一緒にビールでも飲もう、と散歩がてらにこの町外れのビアガーデンを目指してきたという事だったのです。
「向こう側にはレストランとビアガーデンがあるんだよ」
と彼等は慣れた足取りで敷地内に入っていきます。

Nu_lederer_garten

木立の中のビアガーデンは、派手さはないものの美しい空間でした。
広い間隔で植えられている木立にテーブルが並び、ビールを販売しているのであろう造り付けの小屋には樽が・・・ありません。
そしてなんとレストランのドアには「明日からのビアガーデン準備のため休業」との張り紙がしてあるではありませんか。
「オー!!」と声をあげるものの、オジサン一行は気分が収まらないらしく店内に入っていきます。
こちらに気が付いた責任者らしきオジサンが両手を拡げて「明日来てくれ」と言っています。
オジサン達はあれこれと文句を言いながら、最終的に僕をネタにして話しを振りました。
「このヤパーナー(日本人)はわざわざここに飲みに来たんだぞ!!」というと、
「そうそう、僕は明日日本に帰るので、来るなら来年になっちゃうよ」
と僕も加わります。

責任者のオジサンは
「それは本当に申し訳ない・・・」
といいながらコースターをくれました。それも1パック50枚。
(2〜3枚で充分なのに・・・・)

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2007年1月19日 (金)

繊維ギルドの館で飲むビール〜Nuernberg〜

Barfasser_d

ニュルンベルクは、毎年通っているバイエルン州北部のフランケン地方における「首都」です。
ナチの発祥の街、そして戦後のニュルンベルク裁判。または戦争復興で中世の街並みを復元した街として有名で、日本人観光客も多く訪れています。
歴史的に栄えた街には、なにかしら主要な産業があるものですが、ここニュルンベルクの場合、そのうちのひとつが繊維の交易でありました。

Barfaesse_hof_2 力のある産業のギルドは資金的にも力を持つことになり、経済力を象徴的するような建物を持つに至りますが、Brauhaus Barfüßerの建物は、まさにその繊維ギルドの建物を利用したものです。

旧市街の中でも近代的なデパートなどが建ち並ぶエリアにありますが、その歴史的な景観を持つ建物は目を引き、また中央駅から城に向かって歩く線上にあるため観光客も入りやすい立地条件です。
この醸造所を訪れたのは2004年の秋の事です。何度か乗り換えで利用したことがあるニュルンベルク中央駅から外へ出ると、やはり雨が降ってきました。傘を買おうか買わまいか悩みながら歩調を早め何とか醸造所の地下室へ逃げ込んだ記憶があります。なぜか、この街を訪れるたびに雨が降っています。

Nu_barfuesser02_1

店内には観光客も多く、こんもりと盛られた典型的なドイツ料理と格闘している先客達を眺めながらカウンター席に座ります。店内に鎮座している煮沸釜の周りは柵で囲まれカウンター席になっており、軽くビールを飲むだけのスペースになっていますが、当然稼働中は暑くて座れません。
僕が来たときには既に煮沸作業は終わっており、ただのオブジェと化していました。
注文を取りに来たオバチャンは、無愛想に注文を取り無愛想にビールを運んできのですが、その際ビールだけでなく醸造所のパンフレットを持ってきてポンとテーブルに置き、ちょっとだけ微笑んで厨房内に消えていきました。

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2007年1月18日 (木)

赤い煉瓦の世界へ〜Augstiner Keller〜

>>前ページの続き

Augstiner_k003

店内に入ると入口付近に気軽に飲むスペースがあり、その奥の扉の向こう側には、しっかりとしたレストラン・スペースがあります。ミュンヒェン在住のHさんと一緒に、ここを初めて訪れた時はここで食事をしながらビールを楽しみましたが、2005年に訪れた時には、その横にある扉を開け、地下へと入っていきました。

Augstiner_k002

老舗の店にあるような重厚な扉ではなく、どこのオフィスにもあるような普通の扉を開けると、螺旋階段が下へと続いています。一回、二回と回転して階段を降りていくと、扉がもう一枚。ここも普通の扉ですが、ワープロ打ちの味気ない貼り紙には
「Herzlichen Willkommen zu unseren alten Keller!(ようこそ、古き地下室へ)」
と歓迎の文字が書かれています。

Augstiner_k004

ドアの向こうは赤い世界。ここがアウグスティーナの「ケラー」です。
煉瓦トンネルが平行して何本か造られていますが、ここは元々「飲む場所」としてではなく「貯蔵庫」として使われていました。

入口付近にはかつての様子を写した写真が飾られており、アルプスから氷を列車で運んできてはこの貯蔵庫の低温をキープした事が解ります。

まだ冷蔵庫が発達する前は、このように地下室を掘って貯蔵庫とし、ビールを貯蔵・保管していました。
ミュンヒェンではこのケラーの様にケラーそのものを「売り」にしている所もありますが、僕がここ10年通い続けている北バイエルンのフランケン地方では、これらのケラーが本来の目的で未だ現役で使われている所が多くあります。
その辺については、こちらのレポを参照してください>>

Augstiner_bier

暗い所が大好きなドイツ人好みの内装です。
間接照明と、一部地上からの光を取り入れたライティングで演出されています。
この醸造所が誇る名品「Edel Stoff」を注文しますが、その美しい色合いはこの空間では見れません。
色が云々だのホップ感が云々だの野暮なことは言わず、この空間にいることに喜びを感じましょう。

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2007年1月17日 (水)

緑のビアガーデン〜Augstiner Keller(アウグスティーナ・ケラー)

Mu_bh_2

ミュンヒェン中央駅は櫛形と呼ばれる頭からツッコミ式のホームになっているために横に広く、駅に進入してくる列車は次々と枝分かれしていく線路をゆっくりと走り駅の構内に入ります。

Mu_hbf_1 ツッコミ式のホームでは、もちろん先頭部分が一番前に着きますので後ろの車両に乗っていると駅舎内のホールに入るまでの間、延々とホーム上を歩かねばなりません。しかし、このリュックを背負ってホームを歩いている時間が「旅をしている」という事を実感させてくれるので、結構好きな時間だ、という旅慣れた仲間も多いです。

さて、アウグスティーナの醸造所からは、その次々と分岐しているミュンヒェン中央駅構内を眺める跨線橋を渡って「対岸」へ歩きます。大河ほどの幅のある駅を渡る跨線橋ですから、その距離もかなり長く「対岸」という表現がピッタリです。

このエリアにはミュンヒェンビールの地位向上に大きく貢献したSpaten、日本でもお馴染みのレーベンブロイ、そしてアウグスティーナのビアガーデン「アウグスティーナ・ケラー」があり、ビールの都ミュンヒェンの核とも言えるエリアです。

Mu_augstina01

アウグスティーナ・ケラーは緑の木々に囲まれた白い館と、その周りに並べられたビアガーデンで形成されています。
「ケラー=ビアガーデン」という言葉の図式が出来上がってしまっているミュンヒェンですが、ここの主役はビアガーデンではなく、その文字通り「ケラー(Keller=地下室)」であり、そこでミュンヒェン・ビールの歴史を感じながら飲むヘレスは格別な物です。

つづく>>

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2007年1月15日 (月)

ミュンヒェンの誇り〜Augstiner

Augstinerdeckel

さて、ミュンヒェン在住の友人達に聞くと、一番人気があるのがやはりBrauerei Augstinerです。そのビールの美味しさはもちろん、ミュンヒェン市内に数ある醸造所のうち、未だに海外の超大手資本が入っていない、というのが一番の理由の様です。
創業は醸造所が建てられた1328年とされていますが、その起源は1294年アウグスティーナ修道院でビールの醸造が始まった時で、ミュンヒェン最古の醸造所とされています。

Augstiner_bh_001

煉瓦作りの醸造所はかなりの大きさですが、SpatenやLoewenbraeuといった日本でもお馴染みのブランドを生産する醸造所に比べればそれほどのものではありません。
以前は市内中心部に醸造所がありましたが、現在そこは直営レストランとして使われています。

2001年、ここを初めて訪れた時は、中央駅から延々路面電車の線路に沿って延々と歩いて行きました。店が連なる商店街ではなく、平凡な平凡な道をテクテクと。
店内に入ると満員御礼で、探し探してやっと席を確保しました。


Augsitiner_bh_004

2005年に再訪した時も超満員状態で、人気のほどが伺えます。
交渉(?)の結果、予約時間までに余裕のある席に座らせて貰い、食事とビールを楽しみました。

Augsitiner_bh_002

この店の看板商品は写真真ん中の「Edel Stoff」です。
定番商品ヘレスの中でも、特に厳選された大麦を業者任せではなく醸造所内で麦芽にします。これこそが、ミュンヒェン一番のヘレスであり、人々の誇りです。

メインサイト内関連ページへ>>

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2007年1月14日 (日)

もう一つのホフブロイ

Hb_keller

Hofbraeuhaus(HB)のビールは、醸造所だけでなく市内の居酒屋やレストランでも飲むことができます。
その中で、僕はHofbraeu Kellerへ行きました。
Kellerは「ケラー」と読み、地下室や貯蔵庫といった意味がありますが、バイエルンはじめ南部ドイツではそのまま「ビアガーデン」を意味します。ただし、ミュンヒェン市内ではビアホールそのものの事を「ケラー」と言うこともあるようです。

Hb_keller_3

訪問した時はちょうどキャンペーン中で、1Lジョッキ(これをMassと言います)が3ユーロ!!

Hbkeller_bier

なんだかとても得した気分です。一緒に行ったマーティンはこの事を知っていたようで
「だからここへ来たんだ!」
とウハウハしていました。

Hbkeller_innen

外にはビアガーデンが拡がっていますが、1892年から続くこのビアホール内部が良かったです。
高い天井と落ち着いた客層。
楽団なども無く、ゆっくりとビールが楽しめます。

Hb_keller_spagel

もちろん、食事もできます。
訪問は2005年の5月。5月の味わい「Spagel(白アスパラ)」を楽しむ人が多いです。

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2007年1月12日 (金)

ホフブロイハウスの中庭にて

前項の続き>>

Hb_innen

ホフブロイハウスの内部は、正に「ビアホール」と呼ぶのに相応しい空間です。
高い天井と無数に並ぶテーブル。中央には楽団のステージがあり、バイエルンらしい音楽を演奏しています。
流れる曲はバイエルン民謡やビアホールの定番おんがくで、これらに合わせて客は拍手をしたりジョッキを掲げたりと楽しませてくれる趣向です。(ちなみに、ここには日本人の演奏家もいました。ヨーデルの第一人者の彼は今でもHBで活躍しているのでしょうか?)

Hb_musika

これはミュンヒェン・オクトーバーフェストの雰囲気をそのまま再現している演出のようで、基本的に「オクトーバーフェストが好き」と言う人は、ここへ行っても楽しいでしょう。
しかし、「オクトーバーフェストが嫌い」という人は、この空間に馴染めないかと思います。

Hb_fass

週末ともなれば超満員になるこの空間を、バイエルンの民族衣装から逞しい腕を出し、ビールジョッキを10個ほど持ったオバサン達がウロウロしています。彼女達にビールを注文し、待っている間にはすでに前後の客と話しが始まっていることでしょう。この気楽さがこの店の魅力と言うことです。

Hb_garten

さて、ホールを通り抜けると中庭に出ます。ここは天気の良い日はビアガーデンとして開放され、燦々と輝く太陽を浴びながらビールを楽しむ事ができます。
週末などには楽団が出張してきて、やはりお祭り会場のような雰囲気を演出してくれます。

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2007年1月11日 (木)

定番中の定番ホフブロイハウス@ミュンヘン

Hb

ミュンヘンに始めて行ったのは、学生時代1994年の事です。
この時は初めての海外旅行で、一ヶ月間の予定でヨーロッパ中を回りました。小学生の頃から旅に目覚めていた僕は、「学生になったらまずヨーロッパ」と常々思っていましたので、その念願が叶った初めての旅です。(その後アジア方面に興味が移っていきます)
キャセイ航空で降り立ったロンドンに数日間滞在した後、ドーバー海峡をフェリーで越えフランス・カレーへ。パリ北駅にちょうど居た夜行列車がハンブルク行きだった、という理由だけでドイツにやって来た時は、自分がこれほどまでにドイツビールを飲むことになるなど考えもしませんでした。

南下して辿り着いたのがミュンヒェン。
ユースホステルで居合わせた日本人学生と二人で、ガイドブックをみながら辿り着いたのが有名な「Hof Braeuhaus」です。

Hb_aus_2

当時はもちろん他の資料はなく。「ビールを飲むならここ」と書かれたHBに行くしか選択肢はなかったのですね。
実は、僕がその後にWEBサイト「ビール文化研究所」を立ち上げたのも、これが原因だったのです。
他にもいろいろなビールを楽しむ場所がゴロゴロしているにも係わらず、その情報が無いという状況を何とかしたかったのです。

ナチの会合があったとか、観光客が多すぎるなどとイロイロと悪口を言われるHBですが、僕はオススメのスポットとして人に推します。
立地条件も良いし、土地の料理が食べられるし、旅人同士でイロイロな話ができます。(米国人、オーストラリア人、イタリア人、日本人が多いと言われています)
観光客なんだから良いんです。気にせずに他の観光客達と騒ぎましょう。

Hb_bier_1

まず驚いたのは「ビールをひとつ」と注文すれば1Lジョッキが出てくることでした。まぁガイドブックを見て知ってはいたのですが、さらに驚いたのは意外とクイクイと飲めてしまった事でした。

1Lジョッキに入ってくるビール「ヘレス」も良いですが、この醸造所は写真右の「Weissbier(ヴァイスビア)」も美味しいと評判です。かつての王立醸造所だったHBでは、このヴァイスビアを独占的に醸造していました。

0.5L入りのスラリとセクシーなヴァイスビア専用グラスの底同士をコツンと当て、Prosit!(乾杯)とやるのが粋ですな。

メインサイトでの関連ページ>

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2007年1月 9日 (火)

Zum Uerige〜無言の「お代わり」

前ページの続き>
Uerige_halle

晴れた夏の日は外の喧噪の中ビールを楽しみますが、もちろん雨の日や寒い冬には店内で飲みます。入口近くには普通の席や、古い樽を改造したテーブル席がありますが、僕の好みはやはり「立ち飲み」です。

入口から人混みをかき分けて奥へ入っていくと、高い天井の空間に立ち飲みテーブルが並んだ部屋にでます。ガラス張の向こうには銅製の醸造設備が並び、ここで造られたビールをここで飲む喜びは何とも言えません。

Uerige001

この店は醸造所に付属しており、この店内と近くのデパ地下にある直営スタンドでしか飲めません。(←今でもそうなんだろうか)

ビアライゼ(ビール紀行)の時は一杯飲んで次の店へ、とハシゴをするわけですが、この店に関しては毎週のように訪れる「定点観察」です。よって、一杯で帰る日もあれば延々と飲んでいる日もありました。

一番たくさん飲んだ時は、友人のNが遊びにやって来た時でした。
まず一杯。
「おお、なんだこれ。美味い!!!!!」
とグラスを一気に空けた彼を見て、僕もグイッと空けました。
間髪いれず、ビール満載のトレーを持ってウロウロしていた店員がやって来て
ドンドン、とビールを二杯置いて、コースターにチョンチョンとマークを付けていきます。
このタイミングが何とも絶妙!

Uerige003
Nと共に6杯づつ程飲みました。
何が気分がいいかって、コースターに12個付けられたマークが良いですね。
ペースが速いので結構酔った気がしたのですが、一杯の容量は250mlほど。
まだ1Lちょっとしか飲んでいません。

もちろん、二軒目に行きました。

メインサイト「ビール文化研究所」関連ページはこちら

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(はじめたばかりなので、ず〜と下にいます)

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Zum Uerige〜ここから始まった!〜

Uerige_1

「新聞が読みたい」
ドイツでの生活(なんだかんだと言って、もうすぐ10年前の話になってしまいます)で一番思っていたことです。
インターネットはあっても、自分のノートPCは持っていなかったので、大学図書館などでネットをすることはできましたが、日本語フォントなども問題もあり、完全には日本語サイトが読めなかった時代です。

そんな時はデュッセルドルフにある某館に行くと読めると聞き、さっそく会員登録をして図書室に入りました。
それからは、一週間に一度のペースでデュッセルドルフに通っては、新聞をまとめて読むことにしていましたが、それ以上の楽しみはアルトビールを飲むことでした。

Uerige_bier_1

アルトビールとは、下面発酵系のビールがほとんどのドイツにおいて、珍しい上面発酵系のビールです。古いという意味の「ALT=アルト」と名乗っていますが、製法的には下面発酵系よりも古い物です。
当時は「ビール好き」を自負していたものの、日本で缶ビールの飲み比べをする程度で、それほどドイツのビールは詳しくなかったです。

Uerige_fg_1

旧市街の一角に、人がわんさかと群がってビールを飲んでいる光景を目にし、近づいてみました。
そこでは人々が赤褐色のビールを美味そうに飲んでいるではありませんか。

さっそく僕も腰の高さほどの立ち飲みテーブルに空間を見つけ、ビールを飲もうと試みました。

店員が近づいてきたので注文をしようとしると、こちらが一言も発する前に、ビールグラスが目の前に置かれました。
あの時の衝撃は忘れません。

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2007年1月 6日 (土)

今までの「ドイツビール紀行」

メインサイトで公開しているのは2002年からです。
各画像をクリックするとレポへリンクしています。
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Bierreise02_03
 この時はミュンヒェンの南にあるTraunsteinやロマンティック街道の中継都市でもあるAugsburgを巡りました。
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Bier2003_1
かなり強引に会社を休んで9月後半にビアライゼを決行しました。(笑)
ミュンヒェン・オクトーバーフェストを皮切りに、飲みまくった旅です。
自転車という機動力を導入し、充実した旅ができました。
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Topfoto01_1
春のドイツは最高です。今でも付き合いのある友人がバイエルン州北部にある「フランケン地方」にでき、そこを起点にして巡った旅です。この頃より家庭的な醸造所の訪問が増えました。
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Toplogo2
フランケン地方のみならず、ワールドカップ開催都市を中心に、比較的大きな街も巡る事にしました。ライン・ルール地方諸都市におけるビール文化の素晴らしさも再確認した旅です。
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2005foto
首都ベルリンをはじめ、大きな街を中心に巡りました。しかし、フランケン地方の魅力には勝てず、バンベルクで途中下車・・・・。
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200605
バンベルクに拠点を置き、そこから周辺の村々を巡る旅に出かけます。
ケラー巡りを始めたのもこの旅から。
ビール文化研究所のターニングポイントになった旅です。

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200602
新婚旅行として秋に2週間近い休みを取得。
まずはドイツからクロアチアへ。その後ドイツに戻って友人達をあちこち訪問。
初めての晩秋のドイツ旅行となりました。

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2007top
どっぷりフランケン。
今回は脇目もふらずにバンベルクへ。そして7連泊!
じっくりとフランケンのビールを堪能した旅です。
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2008fuehbierreise
転職を機に、2週間ほどの時間が出来たため、3月にビール紀行を実施。
今回はベルギーにも足を運び、幅を広げた旅となりました。
もちろんメインはフランケン地方。今までとは違った早春のドイツでした。

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2008bierreise
珍しく車でのグループ旅行。
空港で車を借り、ロマンチック街道を南下。宿は醸造所。
最後の締めはやはりバンベルクで、美しい町並みを見下ろすビアガーデンで乾杯。

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Bierreise2009top

フランケンでもちょっと特殊な醸造所を何軒か回った旅。
地元ネットワークが上手く稼働してくれ、情報量がかなり増え始めたのもこの頃。
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Bierreise 2010
現在進行中。
スタンプラリーをやってみたり、湯治場を回ったりと、なかなか個性的な醸造所がまだまだあると再発見している旅です。
一年以上経ってもまだ完結しないのは、ただの怠慢か。


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ビール都市探訪 Bierreise in Deuschland

※このページは常に最初に表示されるように設定されています。
最新記事はこの下にありますので、申し訳ありませんがスクロールしてください。
「ビールは醸造所の煙突で見える範囲で飲め」
ビール王国ドイツで言われている諺を忠実に守るが如く、ドイツ各地の醸造所を訪問しています

Kulmbach_kommun008_1 ドイツには現在約1300軒の醸造所があり、巨大なビール工場から、家族経営の小さな醸造所まで多種多彩なビールを生産しています。
そんな醸造所には、敷地内やすぐ側にビールを楽しませてくれる店が併設されている事が多く、ここではフレッシュなビールを楽しむことができます。

小さな醸造所の中には、敷地内でしかビールを販売をしていない所もあります。

そんなビールを飲みたい!

Trbgast_005 これらのビールを飲むための唯一無二の方法が「実際に足を運ぶ」ことです。
その思いからビール紀行(ビアライゼ)を始めてそろそろ10年になります。

直営店での樽出しビールのみ。瓶売り無し。
そんな「究極の地ビール」を探して、僕はまた旅にでます。




■ビール紀行(ビアライゼ)について■
醸造所巡りは97年から99年にかけての在独中から始まり、帰国してからも毎年の様にドイツへ出かけてはコツコツと続け、現在350軒ほどの醸造所を訪問し、大小様々な醸造所のビールを味わいました。
それらについては「ビール文化研究所」にまとめてありますが、訪問当時の「旅の記憶」をこちらのブログ機能を用いて書きためていきたいと思います。

■カテゴリについて■
左にドイツを東西南北に分類していますが、おおよその区分でありますのでご承知ください。

201〜のカテゴリは複数の醸造所が存在しており、かつ観光地として名前も知られている都市です。
311〜のカテゴリは小さな都市や集落をまとめてあります。

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