ミュンヒェンの誇り〜Augstiner
さて、ミュンヒェン在住の友人達に聞くと、一番人気があるのがやはりBrauerei Augstinerです。そのビールの美味しさはもちろん、ミュンヒェン市内に数ある醸造所のうち、未だに海外の超大手資本が入っていない、というのが一番の理由の様です。
創業は醸造所が建てられた1328年とされていますが、その起源は1294年アウグスティーナ修道院でビールの醸造が始まった時で、ミュンヒェン最古の醸造所とされています。
煉瓦作りの醸造所はかなりの大きさですが、SpatenやLoewenbraeuといった日本でもお馴染みのブランドを生産する醸造所に比べればそれほどのものではありません。
以前は市内中心部に醸造所がありましたが、現在そこは直営レストランとして使われています。
2001年、ここを初めて訪れた時は、中央駅から延々路面電車の線路に沿って延々と歩いて行きました。店が連なる商店街ではなく、平凡な平凡な道をテクテクと。
店内に入ると満員御礼で、探し探してやっと席を確保しました。
2005年に再訪した時も超満員状態で、人気のほどが伺えます。
交渉(?)の結果、予約時間までに余裕のある席に座らせて貰い、食事とビールを楽しみました。
この店の看板商品は写真真ん中の「Edel Stoff」です。
定番商品ヘレスの中でも、特に厳選された大麦を業者任せではなく醸造所内で麦芽にします。これこそが、ミュンヒェン一番のヘレスであり、人々の誇りです。
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コメント
アウグシュティーナ・ブラウは醸造所街区のカマイペットではなく、ビアガーデンのほうしか行ったことがないのでうらやましいです。
私はインターブラウのついでだったのですが、昼日中日向ぼっこしながら新聞とパイプとビールをじっくり嗜んでいるひとりのじっちゃんが微笑ましく、さすがミュンヘン・ヘレスの殿堂と関心したのを思い出しましたw
投稿: 明芳 | 2007年1月16日 (火) 13時24分
明芳さん>
ブログメンテのため遅レスですみません。
醸造所の方も良いですよ。次回はぜひ!
ところでインターブラウって「醸造所巡り」の事ですか??
当ブログは今のところメジャー系を優先的にアップしていますが、これからはマイナー系も織り交ぜて更新していきます。
これからもよろしくお願いします。
m(_ _)m
投稿: 小林麦酒 | 2007年1月17日 (水) 17時26分
ドリンクテック「インターブラウ」は4年に一度ミュンヘンで開催される飲料関係の総合見本市で、ビール業界では世界中からビックメーカーのオーナーが集うイベントとして知られています。
日本の大手ビールメーカーも展示会社の常連、たしか地ビールの醸造所も紹介と言うかたちで3~4社コマを持ったことがあるはずです。
投稿: 明芳 | 2007年1月19日 (金) 09時22分
そんなイベントがあるんですね。
世界中からのビックメーカがドイツに集まるってのも何だか面白いです。
ドイツは一部を除いて小さなメーカーばかりなので。
最近は、ドイツの大手も外国資本化がだいぶ進んでいますね。
投稿: 小林麦酒 | 2007年1月21日 (日) 23時29分