2011年1月10日 (月)

【最終回】北京経由で帰国==ドイツビール紀行2009(その41)==

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フランクフルト空港駅は、1999年に近代的な駅として生まれ変わりました。
以前は、薄暗い地下駅のみで、ここに近郊列車Sバーンと共用のホームになっていましたが、新しく長距離列車専用ホームが造られた為に近距離駅(Frankfurt (Main) Flughafen Regionalbahnhof)と遠距離駅(Frankfurt (Main) Flughafen Fernbahnhof)に分かれています。

ただし、初めてだとかなり混乱します。

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2011年1月 9日 (日)

フランクフルト行きのICEでハプニング!==ドイツビール紀行2009(その40)==

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さて、バンベルクを経ってフランクフルトへと向かいます。
フランクフルト中央駅まで直通の快速列車(RE)はあるのですが、特急(ICE)はないためヴュルツブルクまで各駅停車か快速で行き、そこでフランクフルト空港駅を経由する列車に乗り換えます。

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バンベルクからベルリンやミュンヘン方面には、ちょっと小型のICEが走っています。
カーブの多い路線向けに造られた車両です。

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2011年1月 4日 (火)

最終日、バンベルクを経つ前に一杯@Brauerei Greifenklau==ドイツビール紀行2009(その39)==

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バンベルクを経つ日、フランクフルトからのフライトは夜なので、ランチタイムまでバンベルクに滞在します。
まとめた荷物を部屋に置きっ放しにして、訪れたのはGreifenklau。
旧市街にある宿からは、大聖堂の前を通り路地を抜け、小さな階段を昇り降りしてアクセスします。

丘の上のLaurenzip Platz(ローレンツィップ広場)にある地元色の強い、僕のお気に入りの醸造所のひとつです。

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2011年1月 2日 (日)

丘の上の醸造所とビアガーデン Alte Klosterbrauerei Trunk@Vierzehnheiligen==ドイツビール紀行2009(その38)==

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さて、会堂をひと通り見学したら、ビールです。
この敷地内にはBrauerei Trunk という醸造所があります。
元々は修道院の醸造所だったのでしょうが、1803年からは民間のAlte Klosterbrauerei Trunkとして営業しています。
(Alteklosterとは「古い修道院」の意味)
これは修道院系、または修道院を名乗るビールにおいては、かなり新しいです。
一番古いのは、レーゲンスブルク近郊にあるWeltenburg修道院の醸造所は、何と1040年創業。今でも修道士により醸造されているという、昔ながらの醸造所です。

Brauerei Trunkの場所は会堂の直ぐ裏手。一段高い敷地にまずはビアガーデンがあり、その更に一段高い所に醸造所があります。

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2010年12月30日 (木)

「14聖人の修道院」を散策==ドイツビール紀行(その37)==

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この日はStaffelstein周辺の村々を巡っていましたが、最後の一軒です。
Staffelstein自体は、Bad Staffelsteinと言う駅名が示すとおり、温泉の街なのですが、もう一方では、フランケン地方を代表する会堂「Vierzehnheiligen(フィアツェーンハイリゲン)」への巡礼の街としての側面を持っています。

Vierzehnheiligenは、1742年から1773年に掛けて建設されたバロック建築の会堂で、また1839年には、フランツィスカーナ系の修道院が、敷地内に建てられました。
ここはドイツ人にとっても聖地的な場所らしく、ドイツ人の友人達が何人も、「一度は訪れてみたい場所」として、ここVierzehnheiligenの名を挙げています。
Vierzehnとは「14」、Heiligenとは「聖人」という意味で、その名の通り14人の聖人を祀ったのがこの会堂です。

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場所的には上の地図の通り、バンベルク北部の街、Bad Staffelsteinから約5kmの所に位置しています。
ハイキングコースや自転車ルートもしっかりと整備されているため、Bad Staffelsteinの滞在客の多くが、テクテクと歩いて修道院を目指します。
僕も何年か前、その道を自転車で走りました

↓へ続きます。

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2010年12月19日 (日)

教会の塔を眺めながら楽しむ「地ビール」==ドイツビール紀行2009(その36)==

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バンベルク北部エリアは、温泉街でもあるStaffelsteinを中心に醸造所が密集しています。
今回巡っているエリアは、行政的に言うとさらに北にあるCoburugエリアとなるのですが、地理的にはStaffelsteinに近いため、比較的醸造所の密集度が高いです。

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上の地図でも分かるように、C→(3km)→B→(6km)→Aと何とも近い間隔で醸造所を巡っています。

ここまで近いと、歩いて巡る事もできます。
実際、バンベルクの西エリアでは、数キロ歩いてのビール紀行をしています。
(疲れると、ヒッチハイクします)

↓へと続きます。

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2010年12月18日 (土)

教会横のメルツェンビールは、門外不出==ドイツビール紀行2009(その35)==

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HeilgerdorfはSesslachの一部とされている小さな集落です。
人口は約500人、ここに一軒の醸造所があります。

Sesslachからは車で数分の距離です。
運転をしてくれている友人に感謝感謝。

若き友人達は、この間を自転車で追いかけてやって来ます。
川沿いに自転車道があるらしく、実際には車組とほとんど時間は一緒でした。

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2010年12月11日 (土)

瓶売り無、樽売りも無、パブも無の醸造所!?==ドイツビール紀行2009(その34)==

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その醸造所Kommun Brauerei in Sesslachと言い、金曜日の午後だけ3時半から6時までの僅かな時間だけ開いています。と言ってもここで飲むことは出来ず、販売のみです。

さらに、この醸造所に面している小さな路地は、この開店時間中は、
「ビール購入者以外の通行禁止」となる、世界でも珍しい道路です。

Kommunはフランス語でいうコミューン(Commune)。ヒッピー全盛の頃、米国あたりでは社会から外れて共同生活をしているような農園なんかをコミューンと呼んだそうですが、元々は最小単位の行政を指す言葉です。

コミューン醸造所は、すなわち「集落の醸造所」という意味になります。
そして、この街のそれは、何と創業が1335年!!まさに地域に根付いたビール文化の拠点です。
↓へ続きます。

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2010年12月 5日 (日)

城壁の街、Sesslach再訪==ドイツビール紀行2009(その33)==

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2008年春のビアライゼの際、Sesslachという小さな集落にある共同醸造所「Komunbrauerei」を訪れました。
しかし、当時は情報をほとんど持っていなかったため、そこが毎週金曜日のみ稼働していると言う事を知らず、空振りをしました。
ただし、この集落にある2軒のクナイペ(酒場)で飲む事ができるため、ビールを飲むことに関しては達成しました。

しかし、この「共同醸造所」という一風変わった形態を見てみたいという希望もあり、何度か入手したアドレスにメールをしてみたものの、返事がありません。

諦めかけていた時に、神の手が。
友人の父上氏が、何とこの集落の近くの学校で教員をしており、直接ここの醸造責任者に話をしてくれ、アポまで取ってくれました。

地元でビール情報の編纂等を行っている友人達も、この醸造所に関してはそれほど情報を持っていないとの事なので、みんなで車で出かけようとなった訳です。

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Sesslach はCoburgに属している人口1300人ほどの集落です。
距離的にはStaffelstein辺りからバスがでてれば一番良いのですが、行政的な関係から、Coburgの交通体系に属しており、Coburgの中央駅からのバスでアクセスします。
(ただし本数は少なし・・・)

かなり歴史のある街で、中世からの城壁にグルリと囲まれているのですが、宣伝が下手くそなのか観光客がほとんど居ない、という不思議な集落です。

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2010年12月 4日 (土)

小さな集落で見つけた「究極の地ビール」==ドイツビール紀行2009(その32)==

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バンベルク最終日。
この日は現地のビール仲間と一緒に、何軒かの醸造所を回ります。
彼等はこのエリアの醸造所を知り尽くしているので、頼りになりますが、コースはこちらが決めます。

この日は友人の車でのビアライゼと言う事もあり、特に交通の便が悪いところを選びます。

一軒目だけは「是非連れていきたい」醸造所があるとの事なので、まずはそこを訪れました。

バンベルクから北に30kmほどに位置するBad Stafffelstein周辺は、フランケンの中でも特に醸造所が密集しているエリアで、僕も何度も訪れています。
基本的には、ここまで列車に自転車を積み、そこから周辺を回って戻る、というのがパターンです。

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まず訪れたのは、Uezingという人口600人ほどの小さな小さな集落。
そこにはまさに「究極の地ビール」文化がありました。

そこはまさに「究極の地ビール」の世界が広がっていました。
↓へと続きます。

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