BambergからCoburgへ
今日はフランケンの中心都市のひとつ、Coburgに向かう。
Memmelsdorfからバンベルク中央駅へ自転車で向かったので、そのまま列車に載せていくことにした。
こうすれば市内でウロウロ、また近くの集落に行く場合も交通機関のタイムテーブルに縛られる事なく、自由に行動できる。
しかし、今日は完全に自由と言うわけではない。Rudiの家族と一緒に食事に行く約束をしたので、夕方6時過ぎはMemmelsdorfに帰ってこなければならないのだ。
そう言うと聞こえは悪いが、食事に行く先はMemmelsdorfの隣にある小さな集落Merkendorf。Brauerei Hummelという小さな醸造所だ。過去何度か訪問し、オーナーとも面識がある。よって、とても楽しみ。
晴天のフランケンを列車は走る。
バンベルクから出発して十数分、温泉が湧いている証拠として街の名の前に「Baden」が付いているBad Staffelssteinを越えたあたりから、両側の丘の上に古い修道院が見え始める。右手に見えるのが修道院Vierzehnheiligen、左手には修道院Kloster Banzだ。
ドイツ中からの巡礼者や観光客が絶えないこのVierzehnheiligenには、かつては修道院直営であった醸造所が今も営業している。以前、ここBad Staffelsteinで列車を降り、坂道を自転車でキコキコと登りこの醸造所を訪れたことがある。
今日の列車はこの先Kulmbach方面に向かわず、進路を真北へ取りCoburgへ向かう。
車窓は広大な農地が続き、時々牧場が現れ放牧された牛が寝そべっている。
Coburg駅に到着。
地方の小都市の駅といった感じで、数本のホームは地下道で結ばれ、小規模ではあるが売店やカフェも併設された駅舎は風格がある。
この都市は、かつて醸造都市として栄えたが、今はどうだろう。手元の資料には2軒の醸造所が記載されてはいるが、実際にはあるのだろうか。
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