Memmelsdorfで夕食を
バンベルクに着いてから、Rudiの家があるMemmelsdorf方面へと自転車道を走る。
列車に自転車載せる際の料金がシーズン中は無料という地域だけあり、市内のほとんどの幹線道路には自転車道が設置されている。歩道とは別に自転車道だ。
街を抜け、郊外型スーパーマーケットが建ち並び始めると、自転車道も「高速道路」と化す。
スポーツタイプに乗った人達は、ここから一気にギアを上げ、スピードを出すが、こちらはクロスバイクとママチャリを足して割ったようなタイプなので。それほどのスピードは出すことが出来ず、そのままキコキコと数キロ先の集落を目指す。
午後8時を過ぎ、そろそろ陽が傾きかけてきたが、今日のビアライゼはまだ終わりではない。
夕食も兼ねて、Memmelsdorfにある「Brauerei Drei Kronen」へ向かう。
ご主人とは数年の付き合いで、新作ビールが出来たからとメールをくれたこともある。今回この地へ訪問しているのは知っているようだが、ちょっと夕食ついでに挨拶をしようと思う。
店内に入るとそれほど混んでいない。そうだ、今日は平日であった。
それでも常連席にカードゲームを楽しむ初老の数人が、そして食事をしている家族が一組、中年の男女3人組が何やら色々なビールを試しては話をしている。
軽く会釈をしながら席に着き、メニューをみる。
今日2回目になるがSpagel(白アスパラガス)を注文する。シンプルに茹でただけの物にバターソースをかけて頂く。
ビールはこの醸造所の名物「Stäffla」を注文。これはバンベルクを中心としたエリアで飲まれている燻製麦芽で造ったビール「ラオホビア」であるが、この醸造所ではその名称は使わず、頑なに「Stäffla」を名称としている。
日本でもバンベルク市内のHeller醸造所のラオホビアが購入出来るので、味わったことのある方も多いかもしれないが、Drei KronenのStäfflaは、それと違ってもっと燻製の香りが弱い。
市内にはSpezial、Hellerとラオホビアが楽しめる醸造所が2軒あるが、その周辺の集落にも同じようにラオホビアが楽しめる醸造所が何軒かあり、これらを発見するのもビアライゼの楽しさのひとつだ。
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