この話は4月1日用に書かれたウソの話です。

急な話ですが、今バンベルク近郊の街にいます。
Bad Staffelstanをご存知ですか?
僕が通い続けるフラソケン地方にある小都市です。
Bad(バート=温泉)と言う単語が付くだけあって、温泉療養地として一応ドイツ人、特にバイエルン州の人には有名なのですが、国際的な知名度はゼロ。
なにせドイツにはBaden Baden(バーデンバーデン)という国際的に超有名な温泉地があります。
そこで、立ち上がりました。
もっと国際的に知名度を上げよう、と地域上げての「日本の渋い湯治場を目指す」プロジェクトが発足しました。
現在のドイツ温泉地はスポーツジムとカジノ色が強いのですが、景観は違えど古き好き湯治文化を継承する日本を見習おう、という試みです。
なんと、そのスーパーバイザーに就任してしまいました。
なぜか・・・
このエリアは小さな醸造所がいくつもあります。
そのほとんどを僕は既に巡り、そのうち何軒かは定期的に訪問しているため、各店のご主人とも良い関係を続けています。
それぞれ小さな醸造所ですが、地域に何百年も根付く老舗ばかりで、地域に発言権を持った人ばかりなんですね。
何かの会合の時に、「日本人を一人招こう」と言う話になり、喧々諤々しているうちに誰かが、
「うちにビール文化研究所のコバヤシというヤツが来たぞ、あいつは日本では温泉巡りをしているようだ」
と発言、
何人かは僕を知っているので、
「あぁ、彼ならうちにもよく来るよ、いつも日本で温泉ツーリングしている写真を見せてくれるんだ」
「オレも知っているぞ」
・・・・・
「ヤツに頼むか!!」
困った事にそうなってしまったようです。
そして、そのプロジェクトのスタートを宣言するイベントが本日開催されるため、僕も急遽ドイツにやって来た訳です。
前夜祭が終わり、今やっと宿泊先である某醸造所に帰ってきた所。前夜祭では地元のテレビ新聞だけでなく、ドイツ国営放送などにもインタビューを受けました。
このプロジェクトに関しては、日本語WEBサイトも作成されています。
是非こちらをご覧ください。
この話は4月1日用に書かれたウソの話です。
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