2012/03/12

知のアウェイ

「Away アウェイ戦」
ワールドカップ予選などでも使われているので、すっかりお馴染みの言葉になっていますが、ここで言うアウェイとは、「行きつけでない本屋」の事です。

行きつけの本屋の場合、どこに何の本が置かれているか、どこにどんな種類の本や雑誌が並んでいるかが、分かっているのですね。
ちょっと時間ある時、フラリと寄ってサッと出てくる事が可能。
もちろん、お目当ての本をサッと探して、サッと買って来る事も可能。

そして、アウェイ。
どこに何が置いてあるのかが分からない。いつも買う雑誌すらどこにあるのかが分からない。

ただし、素晴らしいアウェイ戦ってのもあるんですね。
フラリと入った地方都市の本屋。その並べ方、集め方が素晴らしい!と感動することがあります。
その地方に関する書籍のコーナーでは、
へぇ、この街はこんな人々を輩出してきたのか
へぇ、こんな温泉があったのか
とついつい財布の中身を考えもせずにあれこれと買ってしまいます。

素晴らしきアウェイ戦。これは旅の楽しみのひとつなんですね。

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2012/01/30

rakra(ラ・クラ)

僕が好きな雑誌のひとつがrakra(ラ・クラ)です。

岩手、青森、秋田の3県で隔月で発売されている雑誌で、何年か前に知りました。
その頃から北東北を訪れるたびに買っています。

「大人のための北東北エリアマガジン」とサブタイトルが付いていますが、
テーマを絞り、旅雑誌なんだけどその文化背景をしっかりと解説している文章と、素朴な東北を上手に表現した写真で構成されている誌面です。

http://www.rakra.jp/

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2011/06/19

京都は「朝」だ。

学生の頃、京都をフラフラと歩く機会が30回位ありました。(笑)
神社仏閣はともかく、フラフラとするにはとても良い街なんですね。これが。

バスが発達していることもあり、迷ったらとりあえず京都駅や四条へ戻ってくればいい。
疲れたら、バスに乗って帰ってくればいい。
これぞ散歩の保険。

公園は少ない印象ですが、これは神社仏閣が多いから?
境内で休憩すれば、暑い夏も涼しいかな。

遠い記憶にあるのは、出町柳から鞍馬山の方へとショートトリップした時だったかに立ち寄った進々堂という喫茶店。京大北門前にある老舗の喫茶店です。

BRUTUSで朝食特集なんて物を企画していたものだから、ちょっと買ってみたら、なかなか面白いではありませんか。たかが朝食、されど朝食。いや、たかがなんて言えませんね。
一日のエネルギーの源は、朝食にあるでしょう。

分離可能な中綴じで、12ページほど「京のモーニング案内」なるものが挟み込まれています。アカデミック京都と喫茶店、そしてモーニング。

ただし、学生がモーニングに毎朝数百円払うとは思えないなぁ。
教授が学生にコーヒーをおごっている光景の方が、なんだかしっくりきます。


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2011/02/02

フォントのふしぎ

フォントのふしぎ  ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?

勤務先前にある書店は、何故かデザイン関係の書籍・雑誌が充実しており、入口横が常にデザイン・芸術系のコーナーになっています。
そこで手にして購入したのが書体デザイナーの小林章氏の著書「フォントのふしぎ」。
サブタイトルは「ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?」。

僕がフォントを意識したのは10年ほど前。WEBサイト「ビール文化研究所」を立ち上げた時です。(www.bierreise.net)

ブログやTwitterなどがまだ無い頃、WEBサイトと言えば自分でデザインしながら創った時代です。この頃のライダー仲間や旅仲間は、自分の経験したことを表現するべく手段として、自身のWEBサイトを持っている人が多くいました。

ソフトを買ってきたり、頑張ってタグ打ちをしたりと、今日のオンライン上で完成してしまうサイトの様にスッキリしたデザインって訳ではないですが、それらは個性あふれるサイトでした。
僕もそんな一人になろうと、集めてきたビールの情報を整理・公開するためのサイトとして、ビール文化研究所を創りました。
そのデザインの課程で意識したのが「フォント」です。

当時から使っていたのはMacで、かなりの数のフォントが既にインストールされており、それらを色々と試しながらデザインしていました。
その時思ったのが、
「フォントひとつ替えるだけで、なぜこんなに雰囲気が違うのか?」
と言う事でした。

例えば、TOPページにあるこの画像。

Bar_top

クールに見えるデザインにするため、文字をあれこれと入れ替えた記憶があります。
ちなみに、このロゴは全てのページに共通で使用しており、コンテンツによって背景が変わっています。

Bar_braeu1

Bar_reisen

Bar_essen

右側に固定されているのは、3つのグラスとビールです。
黄色いビール、茶色いビール、黒いビールと、ビールも様々な色なんだと言う事を表現した当研究所のシンボルです。

本書の著者は、書体デザイナーとしてドイツで活躍されている小林章氏。
我々が街で目にし、頭に何となく残っている各ブランドのロゴを、専門家の目で解説しています。
そこに使われているフォントの由来、実は微妙にフォントが入れ替わっていたブランドなど、読みながら「へぇ〜、そうなんだ」を繰り返すこと間違い無です。

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2010/11/13

NY,SoHoの惣菜屋

ふらりと立ち寄った本屋で見つけた一冊。
DEAN and DELUCA    Living with Food

後ろをペラペラとめくっている時は、料理のレシピ本かと思っていたのですが、
前の方をペラペラとめくると、もっと奥深そうな文章が並んでいました。

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2010/03/22

日本の食欲、世界で第何位?

日本の食欲、世界で第何位?岡崎大五著

添乗員シリーズなどでもおなじみの、岡崎大五氏による、「世界で第何位?」シリーズ第二弾。

データというものを、あれこれと切り口を変えて眺めてみると、こうなるのか!と驚く一冊。
特に著者の場合は、世界中を歩いていた経験から、これらのデータをご自分の経験と重ねあわせて論じるために、その面白さが倍増する。

是非手にとってみて!

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2009/03/11

旅する力 深夜特急ノート

それが僕のバイブルと言うわけではないけれど、その後の旅に少なからず影響を与えた本であることは間違い無い。

僕が沢木耕太郎氏の「深夜特急」を手に取ったのは確か1995年の事。
シンガポールに駐在していた従兄弟の家に転がり込んでいた時、彼が差し出したのがこの本だった。

文庫本にして6冊。
これを僕はシンガポールのホーカーズセンターで読み、ジョホールを越えてクアラルンプルへと向かうマレー鉄道の2等座席で読み、リゾート開発が始まり掛けていたサムイ島のビーチで読み、メコンの流れの向こうにラオスを見渡す国境の街ノーンカイで読んだ。

そして、最後のページを読み終わったのは、バンコクの旅人街カオサンロードにあった「Dior」というゲストハウスのベンチだと記憶している。

マレー半島を旅しながら読んだ深夜特急。
話はここからインド、さらに西へ西へ、と続いていったのだが、少なからず僕は影響を受けたのだろう。
その半年後にはインド・ネパールを旅することになった。

あれから知らぬ間に15年が経っているようだ。
先日、本屋の一角に横積みされていたのが、同じ沢木耕太郎氏の作品である「旅する力〜深夜特急ノート」。さっそくジャケ買い。

それは、その旅を振り返ったようなエッセイのようであり、またこれから旅立つ人へのメッセージのような本であった。

ただし、彼と同じ様な旅に限った訳ではなく、ちょっと日常を変えてみないか、というもっとライトなメッセージである。
隣町であってもワクワクすることもあるし、通勤経路を変えるだけで新鮮な発見があったりする。

そう思うと、僕は毎日旅人でいられる気がする。

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2008/12/05

「海とオートバイ」==読書な日々よ、いずこへ==

Minami_izu001

最近すっかり読書する時間が減った。
以前の職場は「待機時間」などが多々あり、この時間をボーっと過ごさずに、一週間に5冊以上、多い週は10冊くらいのペースで片っ端から読んでいったのだが、最近は週に1冊もままならない状況。

月にかなり使っていた本代が余り支出されないのに、手元に残る金額が少ないのは摩訶不思議。

そんななか、ちょっと前に買った本を、少し読み返してみる。
「海とオートバイ」内田正洋著
BMW(二輪のほう)関係の雑誌に連載されている記事をまとめた物だから、こんなタイトルが付いているし、またBMWに跨って日本中を旅する記事なのだが、文章を読む限りただのオートバイ乗りではないことに気付く。

海洋ジャーナリストである氏は、カヌーイストとしても有名な存在であり、日本中の海辺を海の上から眺めてきた。
島国ニッポンは、当然古くから海辺の集落に文化が興っていたのだが、それらを地名や地形から読み解く解説がオートバイ乗りでなくても興味をそそる。

この本を読むと、海辺へツーリングに、ドライブに行きたくなることと思う。
(週末はちょっと西伊豆へ行って来ます)

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2008/03/28

カフェの扉を開ける・・・(ライダーはカフェ好きだ)

Kanda01 しぞ〜か県はなかなかカフェが根付かなかったという。

これはよくコーヒー豆を買いに行く豆屋さんの話なのだが、
その理由は
「しぞ〜か県では、美味しいお茶がどこの店でもタダで出てくるから」
う〜ん、確かに。

それでも最近やっとコーヒーが根付いて来て、カフェも多くなってきたという。
カフェにもいろいろあって、まずは昔から営業している喫茶店。純喫茶?
主人も常連さんも店と同化しているという感じか。

そして、個人的に思うのは、団塊の世代が始めたカフェ、または喫茶店。
おそらく、学生時代に通ったジャズ喫茶なんかをず〜とイメージして会社員生活を送っていたのだろう。
そして、何かの区切りに自宅の一角をカフェに・・・・・、そんなお店も好き。

バイク好きにはカフェ好きがおおく、
「ちょっとコーヒーを飲みに・・・・」
とか言いながら、往復500km位走ったりすることも決して珍しいことではない(笑)
よって、僕も常にどこか良いカフェはないかな、と物色しながら走ることもしばしば。
(ちなみに、バイク好きは麺類が好き)

前述の豆屋さんに置いてあり、手に取って眺めたらそのまま読み込んでしまったのがこの本。

「カフェの扉を開ける100の理由」

僕はビールをテーマにしてドイツを巡ることを趣味(?)にしているが、この本の場合は「カフェを訪ねる」がテーマ。
なるほど、そこには札幌から沖縄まで、全国の街にあるカフェの風景がされている。
僕としてはこれを「旅の本」として捉えたが、皆さんはどうでしょう?



久しぶりの「読書メモ」でした。

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2007/11/28

おでんバイブル

だもんで静岡おでん

ご当地グルメのチャンピオンは「富士宮焼きそば」だけれども、そのディープさが人気の「おでん」。

著者は静岡県民じゃないっていうところがミソ。
ご当地の人じゃぁ、当たり前過ぎて、何が珍しいんだかわからんかっただろう。

他県の人から見れば「へぇ~・・・」という内容。
しぞ~かの人から見ても「お、そうだったのか!」と目から鱗が落ちる内容。

おでんバイブルを是非!

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