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2008/09/02

自転車積載列車考察==ドイツ紀行の参考として==

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よく知られた話だが、ドイツではほぼ全ての列車に自転車が積める車両が付いていた。
「付いていた」と過去形にしたのは、DB(ドイツ鉄道)が誇るICE(インターシティーエクスプレス)には付いていないから。
客車列車で運行されるIC(インターシティー)にはまだ付いていることも多く、夏には自転車満載で走る列車も多い。

ここではローカル列車の話。

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↑は車両の半分が自転車用に確保されている車両。
ここに垂直に自転車を固定して鍵を掛け、客は客室へと行く。

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出入口付近に設けられた自転車スペース。
固定用のベルトがシュルシュルと出てくるのだが、折り畳み椅子に座り、手で固定をしている客が多い。
同じ趣味なので、他の客とも自転車談義が始まる。ルートを決める時など、彼等から得る情報も多い。

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車両の4分の1、運転台の後ろに設けられたスペース。
特に、降りた駅から自転車で帰ってくる場合、運転席後ろから見る風景は「予習」になる。

Fahrad_zug

二階建て車両の下部に作られた自転車スペース。
後ろに見えるのはトイレ。

Erlangen_bh

さて、ここまで書くと、ドイツの田舎駅はどこも自転車用にプラットフォームが高く造られているかと思えるが、実際は違う。
写真を見て分かるように、日本のホームよりもかなり低い。
ここを自転車乗り達は、ヨッコラショと担ぎ上げて積載するのである。
ちなみに写真の車両の場合、ドアは手動で、狭い。
自転車を載せるのも、降ろすのもかなり苦労する。

 

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コメント

斎藤純さん>
こういった試みは、まずは地方が先ですね。
特に走りどころ一杯の岩手県だと片道を輪行するメリットが高いので、イベント時のみとは言わずに、普及して欲しいものです。

sugayaさん>
ベルギーの次は、ドイツにも是非!!

投稿: 小林麦酒 | 2008/09/05 21:01

おもしろ~~いっ!!!

これだけきちんと整備されてれば、自転車乗りたくなるよねぇ!!

ドイツで自転車旅行したいなぁ~。

投稿: sugaya | 2008/09/03 19:58

日本でも実現するといいですね。
IGR岩手銀河鉄道ではサイクルトレインを出して、県民サイクリング大会http://sports.geocities.jp/jitensha_kaigi/cycle-train/index.htmlをおこないます。
ご参考まで。

投稿: 斎藤純 | 2008/09/03 07:54

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