夏の話であるが、ドイツ人とフランス人の友人2名(女性)が来日していた。
3週間の滞在で、家には最初の5日間と最後の2日間宿泊した。
もっといてくれても良かったのだが、時期が悪かった。
最初は7月に来るということで、スケジュールを空けておき、こちらは8月にドイツへ行った。
そしたら「予定が変わって8月!」と連絡が来たのだ。
何と、入れ替わりになってしまったのだが、まぁ仕方がない。
居る時は家に泊まりさい、と。
彼女達は何をしていたかというと、ここから新幹線で東京や京都を往復していた。
外国人用の「JAPAN RAIL PASS」というJR全線乗り放題切符(もちろん新幹線も!)を持っていたので、交通費は苦にならないし、京都でも2時間ちょっとだから宿泊するよりも「通った」ほうが安上がりなのだ。
毎日夜遅くに帰ってきては、ビールをプシュ。今日の出来事の報告。
自他共に認める「ワイン好き」なのに、ビールをグビグビ飲むあたりは、さすがドイツ人及びドイツ在住フランス人である。
さて、彼女達はいわゆるバックパッカー。長期休暇の取れるドイツ人らしく、毎年2〜3週間かけて世界のあちこちに向かっている。そして、今回はニッポン。
大きなリュックにサンダル履きでやって来たのだが、僕には雑誌を買ってきてくれた。
で、その空いたスペースに友人から頼まれた雑誌を入れて帰るという。
アニメ好きの友人から、雑誌を頼まれたらしい。
「Hana to Yume・・・・?」
おお、「花と夢」を頼まれたのかい。
たしか、その雑誌ってギネスブックに載るほど(?)分厚くなかったっけ?
僕は読んだ事はないが、どこかで見たことがある。
こちらのアドバイスとしては、「最終日に買いなさい!」
僕がドイツから帰国したら、また彼女達がやって来た。
あと何日かでドイツへ帰るのだが、その前にまた来てくれた。
「私は間違いを起こした・・・・」
と彼女は苦笑いをするのだ。
「ちょっと地図を見に本屋へ行ったので、その時「花と夢」を買っちゃった・・・」
彼女は2週間のあいだ、あの分厚い(それも何が書いてあるのか解らない)本を持って日本中を歩いていたのだ。
ん〜ん、お疲れ様。
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