僕らしい「パリの思い出」
女性誌などでも旅特集が組まれていると、ついつい手にとって立ち読みしてしまうのだが、視点が全く違うので面白い。
やはり「オシャレ」か「可愛い」モノが対象となり、ブランド攻略のページが多く割かれている。
そんな雑誌でよく見かけるのがPARIS。花の都である。
「杜の都」じゃないよ>>ランキング
パリには過去2度だけ行ったことがある。
初めてのパリは確か20歳の時だった。初海外、初ヨーロッパらしく無駄にあちこちを移動した1ヶ月の旅だった。
パリにはリヨンからのTGVで到着。(ってことはリヨン駅だったかな?)
そのままガイドブックを頼りにユースホステル(YH)にチェックインした。
常設のYHは軒並み満室で、夏期限定で学生寮が開放されているような宿で、広い空間に2段ベットがズラリとならんだ光景は、野戦キャンプの様でもあった。(しかし、ここはパリである。)
クロワッサンとカフェオレでモーニング・・・・・。
パリジャンの全ての人がそんな朝食を摂っていると思っていたし、自分もパリではそんなオシャレな朝食を食べるのかと思っていたが、それは違った。
朝食はこれまた野戦キャンプの食堂の用。YHなので外国人ばかり、よって、ここはフランス外人部隊のようだ。
時間になると宿泊客が一列に並び、順番に食事の「配給」を受ける。
皿はなく、プラスティックのトレーの上に、フランスパンを3分割し、それを更に縦方向に4分割したモノを一切れ。太ったオバチャンが次々に載せていく、というかポンポンと投げていく。
もう一人の、これまた太ったオバチャンはつたない英語で「You, Coffee?, Hotチョコ?」と聞いてくる。ここにはカフェオレという言葉はない。
オバチャンの目の前にはデカイ鍋が二つ。この中にコーヒーとホットチョコが入っており、これをヒシャクですくってお椀の様な器(これをカフェオレボウルと言うらしい)に入れて、ドンとトレーに載せてくる。
カフェオレボウルに入ったコーヒーに、瓶ごと置いてある牛乳をタップリ入れたらカフェオレになった。
これにフランスパンの切れっ端を付けて食べたら、1分で朝食が終わっちまった。(爆)
パリの華やかさは無かったものの、「まぁ、実際生活したらこんなもんじゃないかな」と勝手に解釈した20歳の夏だった。
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
kenjiさん>
別に意味はないっす。
元々ネタ帖にメモしてあって、いつか書こうと思っていたんです。
花の都だよ、パリは。
投稿: 小林麦酒 | 2007/09/06 21:58
突然パリとは驚いた。
なにかきっかけでも?
ところで、雨、すごいなあ。
投稿: Kenji | 2007/09/06 19:27