ドイツビール紀行2006〜薄暗い部屋の片隅で〜
さて二軒目に移ろう。
移るといってもそこは2兼隣にある醸造所なので、1分とかからない。
Brauerei Greifの前には、やはり椅子が数個ながらも一応テラス席が設けられており、そしてやはりちょっと強面のオジサン達が飲んでいる。
この街では目立つ東洋人の僕が隣の店から出てきて、そのままの足でこの醸造所に入って行こうとしているのを見て
「真っ昼間からハシゴかい?」
と声をかけてきた。
真っ昼間から飲んだくれているオジサン達には言われたくはないが、その通りであり異論はない。
「そういうあなた達こそ、1時間前からそこに居ますね。今何杯目?」
とこちらから逆に質問してみる。
「いや、まだ3杯だ」
と大きく笑いながら返事が来た。
ドアを開けると、やはりここにも廊下のような空間がある。
ひんやりとしたその空間には、畳一畳ほどの大きさのサッカーゲームやピンボールが置かれ、オジサンが一人熱中して玉を弾いていた。
ビール販売用の窓から店内を覗いてみた。
窓の向こうにはしっかりとしたレストランスペースがあるのだが、昼食時間が過ぎているため誰も居ない。ビールの樽に口は付いているものの、それを注いでくれる人が見あたらない。
ホテルのレセプションにあるようなベルが置いてあるので大きく鳴らすと、
「すまん、すまん」
といった感じで主人が出てきた。
「樽から飲めるビールはなんですか?」
といつもの質問をすると
「今日はヘレスとヴァイスビアだよ」
と嬉しい答えだ。何を隠そう僕は樽出しのヴァイスビアに目がない。
もちろんヴァイスビアを注文し、そのままお金を払って椅子に座る。
先ほどの店と同様、立飲み客用に背の高いテーブルがビール窓の前に置かれているが、ゲームに熱狂しているオジサンしか客がいないのでテーブル席に座った。飾り気の全くないテーブルだ。
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