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2007/01/26

ドイツビール紀行2006〜財布を拾ったその後の話〜

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「ジジジジジ・・・」
ドイツで一般的なドアブザーを押すと、
「はいはい、どなた?」
と聞き覚えのあるオバサンの声がした。名乗ろうと思っても、向こうは僕の名前を覚えているか定かではない(日本人の聞き慣れない名前なんて普通覚えていない)ので、
「え〜、あ〜先日財布を拾った日本人です」
と言うと
「あ〜、プレジデントね」
とドアが開いた。そういえば、「Das Bierkultur Institut  Präsident(ビール文化研究所 所長)」という名刺を渡した。

「あの後持ち主が来てね・・」
と言いかけて、
「まぁ、入りなさい」
と居間に通された。居間にはオバサンの友人も来ており、二人で午後というか夕方のコーヒータイムを楽しんでいた。
「持ち主がお礼に、と20ユーロを置いていったわよ。これ」
と20ユーロ札を僕に渡してくれた。別に礼が欲しかった訳ではないが、このお金を置いていっても困るだろうから素直にもらう事にする。
「ビールでいいわね?」
とオバサンは台所へ向かおうと腰を上げたが、こちらは先ほど2杯のビールを飲み干したばかりである。
「今、2杯飲んだし、これからBrauerei Krugへ行くので・・・」
と言いかけた所で
「まぁ、小さなジョッキで良いから飲みなさいよ」
と台所へ行ってしまった。
蓋の付いた陶器のジョッキで持ってきてくれたビールは今から行くBrauerei Krugのヘレスである。

オバサンの言う小さなジョッキとは、0.25Lではなく0.5Lのジョッキであった。

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