ドイツビール紀行2006〜Würzburgへ〜
バンベルクから足を延ばして、ちょっとヴュルツブルグへ行ってみる。同じフランケンの街であるが、フランケン・ワインの産地として有名な街だ。
今まで何度もこの街を通り過ぎたが、降りるのは今回が始めてである。
なぜか縁の無かった街で、駅のホームから美しく並んだブドウ畑を見るたびに降りたい衝動に駆られていたが、叶わなかった。
一度は降りようと計画していた事もあったが、列車がかなり遅れてしまったためご破算になったこともある。
今回もそれほど時間が無いので駆け足である。
改装中の大聖堂ではなくマリエンカペレへ。
ステンドグラスと壁に掲げられた聖人像は、まぁ大体パターン化されているので何も感じることはないが、やはりその空間の大きさには驚かされる。
教会の建物よりも、どちらかというと市場を見るのが好きだ。
5月だったので、白アスパラ(シュパーゲル)を並べた店が多く、山の様に積まれた商品が、次々と無くなっていく。ドイツ人のシュパーゲル好きには驚くばかりだ。
「Altbruecke(古い橋)」という安直な名前の橋は、その名と違い宮殿と共に街のシンボル的な存在だ。
ほとんどの観光客がこの橋を訪れ、歩いてマイン川を渡り丘のブドウ畑を眺めている。もちろん僕もそうした。
橋の袂には何軒かのカフェがあり、店先の立ち飲みスペースにも奥のレストランスペースにも人が溢れている。皆が手にしている物は小さなワイングラス。小さなグラスに注がれた白いワインを美味しそうに飲んでいる。
同じフランケンという地域でも、バンベルク周辺とは明らかに違う街の空気である。宮廷文化の栄えた街だけあってやはり華やかだ。おそらく、ここでワインを楽しんでいる客達は、フランケンワインを知っていてもラオホビアは知らないであろう。そんな地酒文化がまたフランケンの素晴らしさである。
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