ドイツビール紀行2006〜Erlangenから鉄道利用〜
今日はもちろんMemmelsdorfのRudiの所へ帰るのだが、そのまま来た道を引き返すのは時間的にも体力的にも無理があるので鉄道でBmabergまで帰ることにした。
この集落から一番近い幹線の駅はErlangenである。坂を下り橋を渡り自転車道を20分ほど走るとErlangen駅に到着した。
しかし、列車の便はすこぶる悪く、次の列車まで一時間近くあるではないか。
ここで機転を利かせてErlangen内にある醸造所探しをするのが普通であるが、何とその時に限って資料を持っていなく、また自転車走行での疲れも少しあったためか駅でウトウトと寝てしまった。
踏切番という言葉が日本から消え去ってしまっても、どっこいドイツには居る。
駅の横の踏切に限ったことだが、旅客列車の到着はもちろん、特急や貨物列車の通過の時も駅員らしき人が何分か前に踏み切りを閉じる。
車掌だけはキッチリとした制服を着ているが、多くの鉄道員は私服姿で仕事をしている。踏切番達は面倒くさそうに駅舎に入り、スイッチを入れて暫くは外でタバコをふかしている。知らずに見たら、彼の姿は駅にたむろしているオジサンにしか見えない。しかし、駅員なのである。
服装の割にはドイツ人らしく時間管理だけはしっかりしているのか、時刻表から少し余裕を持って遮断機を降ろす。安全のためには遅れるよりは早い分には構わない。しかし、その待機時間は非常に、いや非情に長い。運が悪いと数分間閉まりっぱなしである。
これにはスローライフなドイツ人の中にも文句を言う人が結構いて、踏切番に向かって指を立てて怒っているではないか。
駅構内からの遠隔操作ではあったが、ここErlangenの駅員も踏切番を兼ねていた。
列車がやって来る数分前に駅の扉が開いた。ビュンビュンと各種の列車が通過するので、一応安全のために列車到着時にしか立ち入る事の出来ないようになっている。日本の駅と違いホームが低いので、目の前を車輪がかすめていくことになる。何かの拍子にコートが巻き込まれたりしたら一瞬にして命を落とすであろう。
到着した列車はニュルンベルクからヴュルツブルグに向かう各駅停車である。この列車の前後の車両に自転車積載のスペースが取られているので便利だが、低いホームから自転車を担ぎ上げるのに結構苦労した。さらにそのドアは手動で狭い。
前輪をヨイショと持ち上げ、開けたドアのステップに載せ、荷台をグイっと持ち上げるのだが、その時上手くやらないと前輪が曲がってしまう。そんな事をしていると、列車の中から乗客であるオジサンがやって来てハンドルを引っ張ってくれた。
おお、ダンケ!ダンケ!
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