ドイツビール紀行2006〜小集落Rossdorf am Forestへ〜
2軒空振りをしたGeisfeldを離れて畑の中の一本道を進む。
今年の冬は長く、4月下旬までかなり寒い日々が続いたらしい。例年ならば真っ黄色の菜の花畑では、蕾を付けたその開花の時を待っている。
Geisfeldは丘の上にあったため、ここからは緩やかな下り坂が続く。自転車専用道ではないため、時々車が僕の横を徐行しながら走り去っていく。ドライバーだって休みの日には自転車を駆って出かけることもあるのだろう。どの車も自転車に対する思いやりが感じられる走り方をしてくれるのが嬉しい。
坂の終わりは小さな集落の入口。重力に引かれるまま僕はRoßdorf am Forestに到着した。
森に囲まれている訳ではないが、小さくて美しい集落である。
ここには一軒の醸造所があり、街の外れにはこの醸造所が経営する美しいビアガーデンもある。
自転車を停めて地図を開き醸造所を探そうと思ったら、その自転車を停めた場所が醸造所の駐車場であった。
ちょうど昼食を迎える時間なので、食事もしようと思う。
まず席に着く。空は雲一つない晴天なので、客のほぼ全てが外のビアガーデンにいる。
まだ満席にはなっていなかったので、大きなパラソルのあるテーブルに腰掛けた。
何人かの客と目が合ったので、軽く挨拶をする。
「Gruß Gott!」
この地方のビアガーデンでは、基本的にビールはセルフサービスである。
入口横にはビアガーデンの客用に造られた窓があり、そこに首を突っ込んでオヤジさんを呼ぶ。
「ビールは何があるの?」
「今日はピルスだけだ。ヴァイスならば瓶であるよ」
「じゃ、まずピルスを、その次にヴァイスを飲むから。」
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コメント
HAZEさん>
いや、冷えていますよ!
日陰に置いておくだけで冷たいです。
ただ、キンキンではありません。
投稿: 小林麦酒 | 2006/09/05 18:00
いくら暑くても
冷え冷えの麦酒は望めないんでしょうね?
投稿: HAZE | 2006/09/04 12:39