ビール紀行2006〜Trebgastでビールを楽しむ〜
醸造所の敷地内には、ドイツのビアガーデンでは超定番の緑脚テーブルが何個か置かれており、数人がビールを楽しんでいた。
僕等に気が付いたそのうちの一人が、
「ビールだね」
と良い醸造所の対面にある木造の小さな小屋へ入っていった。彼がここのオーナーらしい。
ビールは何があるのか、と聞いてみると
「今の時期はピルスとZwickelbier(ツヴィックルビア)だ」
との返事があった。
Zwickelbierはこのエリアではたまに見かけるビールである。
難しい名前が付いてはいるが、その実態は酵母の残った下面発酵ビールである。
フレッシュな状態で楽しむビールのため、一般的には瓶詰めされることもなく、地元の人々で密かに楽しまれているというビールだ。
・・・実は、こういうビールを飲みたいが為にビール紀行をしていると言っても過言ではない・・・
木造の建物は小さな食堂の様な雰囲気で、テーブルが何席かあるものの、天気の良い日は100%の客が外でビールを飲むのでガランとしている。
これから夏が来ると、さらに階段を上がった所にあるビアガーデンをオープンするのだ、とオーナー氏は胸を張った。
ビールを飲み終わったらちょっと行こうか、と嬉しいお誘いも。
こんもりとした泡が載ったビールが運ばれてきた。
凄い、凄い泡である。やりはしなかったが、一円玉は間違いなく乗るだろう。
樽出しのみのビールだからちょっと感動しながら飲んでいると、地元のオッサンの一人は何と瓶ビールを飲んでいるではないか。(!)
「あれ?そのビール何??」
と聞くと
「オレはいつもラーガービアだ!おい、お代わり!!」
と言い4本目のビールが運ばれてきた。
樽からしか飲めないビールではなく、瓶詰めしてちょっと熟成させたビールを好む人もいるのだ。さすが、ビール王国ドイツ。
ビールの飲み方にも十人十色の好みがあり、それに応える環境がある。
「家で飲んでも同じ味だろ?」
というと
「ここでみんなと飲むのがいいんだ!」
と非常に説得力のある返事が返ってきた。なるほど。
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