ドイツビール紀行2006〜砂漠の中でビール??〜
このケラーが掘られたのは1747年。何と260年も前の話である。
この間、奥へ奥へと拡張されていったケラーは長い。途中で何本かに枝分かれし、10畳ほどの大きさの部屋に区分されて奥までずっと続いている。
彼の話では、冷蔵庫を導入するまでは、この部屋に仕込んだビールを入れて貯蔵していたという。
冬には山の上の川が氷るので、その氷を切り出してケラーに詰め込めば一年中氷点下をキープすることも可能だという。
もちろん現在でも樽に詰められたビールが出荷されるのを待っており、現役の倉庫として利用されている。
席に戻った時、彼は一冊のアルバムを持ってきた。
整理された写真は世界各地で撮影された物で、よくみるとビール瓶が写っている。
砂漠の真ん中で、ラクダの背中にビールが乗っている。
ベネチアのゴンドラのオジサンがビールを持っている。
この白い海はイスラエルの塩湖かな。
「あちこちに旅している人や、来た人にオレの瓶ビールを渡し、世界各地で写真を撮っては送ってもらっているんだ」
「もしよかったら、日本の風景の中で撮った写真を送ってくれないか?再来週の週末に、この集落の祭りがあるので、そこで展示したいのだ」
「もちろん、喜んで送ろう」
そう言って握手をし別れた。Rudiの運転する車はバンベルク方面に戻った。
後日、知人の神式結婚式があったので、新郎新婦にビール瓶を持ってもらい撮影。メールに添付して彼に送付した。
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