半年くらい掲載していない「外人ハウス」シリーズですが、「終わったの?」という声もありましたので少しずつアップします。他のネタが尽きないもので・・・。
新規の訪問者の方に解説しますと、この話は僕がドイツ留学前に半年フリーターみたいな事をしたときに住んでいた「外人ハウス」の話です。
____以下本文___
未だ、移民は続いている。
日本人の移民の歴史は長い。近代史においても約100年前から南米への移民が行われており、苦労に苦労を重ねながら確実にその国への貢献をし、今日でも多くの日系人が諸国に住んでいる。
実は移民は過去の話ではない。
今日でも移民を受け入れている国。日本国籍を捨て移民していく人もいるのだという事をユウイチさんから教わった。
ドミトリーに突然やって来たユウイチさんは、日本人であって日本人ではない。
金沢で生まれ育った彼は、数年前に移民としてオーストラリアに渡ったのだ。
移民といっても農業に従事するばかりではなく、普通のサラリーマンをしている人も多いのだということに驚いた。
僕からすれば、やはり「移民」と「農業」はほぼイコールだ。
彼の場合は移民としてオーストラリアへ移り住んだ後、外国資本の工場で働いていたという。
現地で知り合った日本人女性と結婚。彼女もやはり移民だったという。
彼女は現地の金融関係で働き、かなりの収入を得ていたという。
しかし、彼の方はなかなか良い収入が得られず、あげくの果てに工場が撤退し職を失った。
詳しいことは知らないが、彼は日本へ出稼ぎにやって来たということだ。
日本人が日本に出稼ぎというのも変だが、彼はオーストラリア人になったので、やはり出稼ぎという言葉が当てはまろう。
しかし、問題があった。
まず、入国の時日本のパスポートで入ったら「オーストラリアへの移民」というデータがあったらしく
「国籍の選択」を迫られたという。
もちろん「その現場で」と言うわけではないが、基本的に日本国は二重国籍を認めていない。
「パスポートを2冊持っていると便利だよ」
とユウイチさんは笑っていた。
ヨーロッパ人なんかでは、こういう人は結構見かけるが、純血日本人にもいるんだな、と妙に感心した。
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(今日のネタはビールとは関係ないけど・・・・)
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